【学究社】2017.12(3Q決算)

学究社の過去エントリ。

【2017.9期 2Q決算】

http://tamojun51.com/archives/1598

今回は2017.12期、3Q決算について分析。

決算情報および定性情報は決算資料より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 8,412 1,931 1,256
前決算② 8,065 2,006 1,314
業績予想③ 10,806 1,749 1,119
YoY 347 △ 75 △ 58
104.3% 96.3% 95.6%
③-① 2,394 △ 182 △ 137
進捗率 77.8% 110.4% 112.2%

 

対前四半期累計増収(+347、104.3%)、減益(△75、96.3%)

増収なのに減益。

主な要因としては、人件費増や本社移転費用負担などの影響。

営業利益率は24.9%から23.0%へと1.9%も大きく減退。

しかしそれでも営業利益率は高い。

対計画では、売上はショートしているが、営業利益と最終利益は既に目標達成。

何で上方修正を出さないのか?おかしな財務政策。

 

当四半期決算期末時点における決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 1,749
有利子負債 当決算期末残高 842
現金預金 当決算期末残高 1,462
株主資本 当決算期末残高 3,758
当期純利益 業績予測 1,119
総資産 当決算期末残高 6,776
発行済み株式数 当決算期末残高 11.009
支払利息 業績予測 2
非資金的費用 業績予測 302
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 102
BPS 純資産÷発行済み株式数 341
株価 直近株価 1,690
予想配当金額 決算短信 60
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 660.567
時価総額 株価×発行済み株式数 18,606

 

総資産6,776、株主資本3,758、自己資本比率55.5%

有利子負債842、D/Eレシオは0.22倍と低い。

流動資産1,862、流動負債2,683、流動比率が69.4%と低い。

ネットキャッシュは+620、対総資産比率は9.1%と何とか黒字キープ。

借金が多いわけではないのだが、決して財務状態は良くない。

前受金などが大きいのだろう。

流動比率が低いのも気がかりな財務状況。

時価総額は186億円。まだまだ小さい。

 

業績予想から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 29.78%
ROA 総資本利益率 16.51%
PER 株価収益率 16.63
PBR 株価純資産倍率 4.95
ROIC 投下資本利益率 24.47%
WACC 加重平均資本コスト 14.39%
EBITDA 減価償却前営業利益 2,051
FCF Free cash Flow 1,419
EV 企業価値 17,986
予想利回り 3.55%
配当性向 59.03%

 

ROE,ROA,ROICはかなり良い。

グレアム指数は82.3倍と割高。

EV/EBITDAは8.8倍とこちらは割安。

PEGレシオはマイナス成長のため、測定不能。

FCFマージンは13.1%と営業利益率の高さを考えると少し物足りない。

配当利回りと配当性向は高い。しかしそんなに大盤振る舞いしていい財務状態なのだろうか。

 

総括

ROE,ROA,ROICなどの経営指標は軒並み好スコア。これは素晴らしい。

グレアム指数的には少し割高だが、EV/EBITDA的には割安と呼べる範疇。

ただ財政状態はお世辞にも良いとは言えない。

特に流動比率が低いのは気がかりだ。

ただ営業利益率が高いのは本当に魅力的な銘柄。

普通、学習塾のようなサービス産業は労働集約型で儲からないモノと相場は決まっていると思っていたが、経営力はあるのかもしれない。

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