【エー・ピーカンパニー】2017.12(3Q決算)

都内中心に居酒屋『塚田農場』等を展開。

自社農場で地鶏を育成するなど生産・販売の直結が特徴。

通称「生販直結モデル」

エー・ピーカンパニーという会社があの「塚田農場」を運営しているということはそこまで周知ではないのではないか、と考えます。

むしろ社名を「塚田農場」に変えた方が、会社の知名度が一気にアップするのではないかと思いますが。

今回は2017.12期、3Qの決算を分析。

決算情報および定性情報は決算資料より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 19,589 401 180
前決算② 19,484 263 141
業績予想③ 27,500 650 380
YoY 105 138 39
0.5% 52.5% 27.7%
③-① 7,911 249 200
進捗率 71.2% 61.7% 47.4%

 

対前四半期累計増収(+105、+0.5%)、増益(+138、+52.5%)

増収幅は小さいが、増益幅はなかなか。出店コストの見直しなど進む。

営業利益率は1.3%から2.0%へと0.7ポイントアップしたが、営業利益率は低い。

利幅が薄いということは投資家にとっては悪だが、消費者にとっては良い事なのかもしれない。

対業績予想では、全アイテムが軒並みショートしていて厳しい決算。

特に最終利益は47.4%とこれは、下方修正が必要だったのではないだろうか。

 

業績予想から計算する経営指標

当四半期末時点における決算パラメタ。

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 650
有利子負債 当決算期末残高 6,822
現金預金 当決算期末残高 3,565
株主資本 当決算期末残高 3,876
当期純利益 業績予測 380
総資産 当決算期末残高 13,975
発行済み株式数 当決算期末残高 7.203
支払利息 業績予測 56
減価償却費 業績予測 988
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 53
BPS 純資産÷発行済み株式数 538
株価 直近株価 828
予想配当金額 決算短信 0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 0.000
時価総額 株価×発行済み株式数 5,964

 

総資産13,975、株主資本3,876、自己資本比率27.7%

30%を切るとなかなか厳しいものがあるか。

有利子負債は6,822、D/Eレシオは1.76倍と高い。

流動資産5,963、流動比率42.7%

ネットキャッシュは△3,257となかなかの赤字。

財務内容は正直厳しいでしょう。

時価総額は59億円と100億未達です。

以下計算結果。

各指標
ROE 自己資本利益率 9.80%
ROA 総資本利益率 2.72%
PER 株価収益率 15.69
PBR 株価純資産倍率 1.54
ROIC 投下資本利益率 3.91%
WACC 加重平均資本コスト 0.34%
EBITDA 減価償却前営業利益 1,638
FCF Free cash Flow 1,367
EV 企業価値 9,221
予想利回り 0.00%
配当性向 0.00%

 

ROEは悪くないが、ROAは良くはない。

ROICも低いスコア。

グレアム指数は24.1倍とちょいと割高。

EV/EBITDAは5.6倍と割安。

PEGレシオは29.91倍と高くはないか。

FCFマージンは投資CF加味前で5.0%と低い。営業利益率が低いので。

カネはない。

配当はなし。カネがないので払いたくとも払えないでしょう。

 

総括

なかなか厳しい決算。

しかし塚田農場は料理とかが美味しいので、なくならないで欲しいとは一消費者としては願う。

別にすぐさま会社が消滅するような話ではないが、ファンダメンタルズは決して良くはないだろう。

ROE,ROA,ROICは決して良くはない。

またグレアム指数も割安とは言えない。

営業利益率が低いので、FCFマージンにガツンときている。

そして何より、財務状態が悪い。

自己資本比率、D/Eレシオ、ネットキャッシュのどれもが、かなり悪いと言わざるを得ない。

この財務を立て直すのも喫緊の課題でしょう。

それらファンダメンタルズの状況を鑑みて、私がこの銘柄をおそらく買うことはないのでしょうが、この会社には頑張ってもらいたい。

ならいくらなら買うかと考えた時、グレアム指数が20倍を下回る価格を考えると、

750円くらいなら、もしかしたら買ってもいいかもしれない、と考えないでもない。

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