【日特建設】2017.12(3Q決算)

基礎、地盤改良など特殊土木大手。

環境、防災に強み。筆頭株主が不動テトラから麻生グループに。

受注計画630億円。

受注の大半は基礎工事(94.5%)

販売先は国土交通省、各自治体、清水建設など。

今回は2017.12期、3Qについて分析。

決算情報および定性情報は決算資料より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 43,590 2,628 1,704
前決算② 39,605 2,056 1,305
業績予想③ 62,000 3,600 2,350
YoY 3,985 572 399
10.1% 27.8% 30.6%
③-① 18,410 972 646
進捗率 70.3% 73.0% 72.5%

 

対前四半期累計増収(+3,985、+10.1%)、増益(+572、+27.8%)

増益幅がなかなか大きい。工事原価などが想定よりも下振れ。

営業利益率は5.2%から6.0%へと0.8ポイントアップ。

対業績予想では、全アイテム軒並みショート。

対前期ではなかなか好決算だが、業績予想がちと苦しいように見えないでもない。

しかし4Qに完成工事が予定通り進めば計画はクリアする予定なのでしょう。

 

業績予想から計算する経営指標

当四半期末時点における決算パラメタ。

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 3,600
有利子負債 当決算期末残高 1,159
現金預金 当決算期末残高 12,861
株主資本 当決算期末残高 22,146
当期純利益 業績予測 2,350
総資産 当決算期末残高 47,473
発行済み株式数 当決算期末残高 41.990
支払利息 業績予測 18
減価償却費 業績予測 284
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 56
BPS 純資産÷発行済み株式数 527
株価 直近株価 633
予想配当金額 決算短信 21
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 881.800
時価総額 株価×発行済み株式数 26,580

 

総資産47,473、株主資本22,146、自己資本比率46.6%

有利子負債1,159、D/Eレシオ0.05倍と低い。

流動資産39,806、流動比率83.8%

ネットキャッシュは+11,702、対総資産比率24.6%と金持ち。

資金は潤沢。財政状態は良いようです。

時価総額は265億円。

以下計算結果。

各指標
ROE 自己資本利益率 10.61%
ROA 総資本利益率 4.95%
PER 株価収益率 11.31
PBR 株価純資産倍率 1.20
ROIC 投下資本利益率 9.94%
WACC 加重平均資本コスト 3.83%
EBITDA 減価償却前営業利益 3,884
FCF Free cash Flow -72
EV 企業価値 14,878
予想利回り 3.32%
配当性向 37.52%

 

ROEはなかなか。ROAは物足りないが。

ROICももう少しで10%の大台に乗りそうだが。

グレアム指数は13.6倍と割安。

EV/EBITDAは3.8倍とこちらも割安。

PEGレシオは40.65倍。そこそこ。

FCFマージンは投資CF加味前にもかかわらずなんと赤字。

これはいけない。営業利益率もあまり高くはないが、運転資本の回転が良くないようだ。特に売掛債権。

配当利回りはとても良い。配当性向も。株価がそこまで高くないので。

 

まとめ

ファンダメンタルズが滅茶苦茶良いか、と言われるとそれほどではない。

営業利益率6.0%は建設業にしてみれば高いのだろうか。

財政状態は悪くない。ネットキャッシュが117億円ある。

グレアム指数もEV/EBITDAも割安を示している。

配当利回りもとても良い。

しかしROE,ROA,ROICのスコアが物足りない。

あと、FCFが赤字というのも良くない。

つまり、営業利益率がもう少しあればなあ、という銘柄でしょうか。

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