【千代田インテグレ】2017.12(本決算)

ソフト素材加工専門の総合部品メーカー。

OA、AVが中心。自動車用、携帯端末用部材を拡張。

東南アジアでAV・通信機器が堅調。しかし中国のスマホ関連など大幅後退。

今回は2017.12期、本決算について分析。

決算情報および定性情報は決算資料より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 38,700 2,642 2,386
前決算② 56,432 4,186 3,414
業績予想③ 42,000 3,000 2,400
YoY △ 17,732 △ 1,544 △ 1,028
-31.4% -36.9% -30.1%
③-① 3,300 358 14
YoY 8.5% 13.6% 0.6%

 

対前期減収(△17,732、△31.4%)、減益(△1,544、△36.9%)

なかなかの落ち込みぶり。

営業利益率は7.4%から6.8%へと0.6ポイントもの大幅ダウン。

なかなか厳しい決算。

次年度の業績予想は売上が+8.5%、営業利益が+13.6%、最終利益が+0.6%

なかなか保守的な計画に見える。

 

当決算から計算する経営指標

当決算期末時点における決算パラメタは以下の通り。

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 2,642
有利子負債 当決算期末残高 1,036
現金預金 当決算期末残高 16,905
株主資本 当決算期末残高 32,903
当期純利益 決算短信 2,386
総資産 当決算期末残高 45,656
発行済み株式数 当決算期末残高 12.992
支払利息 決算短信 9
減価償却費 決算短信 1,003
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 184
BPS 純資産÷発行済み株式数 2,533
株価(円) 直近株価 2,464
配当金額 決算短信 95
配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 1,234.255
時価総額 株価×発行済み株式数 32,013

 

総資産45,656、株主資本32,903、自己資本比率72.1%

有利子負債1,036、D/Eレシオ0.03倍とかなり低い。

流動資産32,048、流動比率70.2%

ネットキャッシュは+15,925、対総資産比率34.9%とかなりお金持ち。

財政状態には全く問題が見当たらない。むしろキャッシュをホールドしすぎ。

時価総額は320億円です。

以下計算結果。

各指標
ROE 自己資本利益率 7.25%
ROA 総資本利益率 5.23%
PER 株価収益率 13.42
PBR 株価純資産倍率 0.97
ROIC 投下資本利益率 5.01%
WACC 加重平均資本コスト 3.65%
EBITDA 減価償却前営業利益 3,645
FCF Free cash Flow 484
EV 企業価値 16,144
配当利回り 3.86%
配当性向 51.73%

 

ROE,ROAは驚くほど良い数値というわけではない。

ROICも同様。

グレアム指数は13.05倍と割安。

EV/EBITDAは4.43倍とこちらも割安。

PEGレシオはマイナス成長のため、測定不能。

FCFマージンは1.25%とかなり低い。営業利益率が6.8%と低いので致し方なし。

棚卸資産も増えたし、投資CFが△2,336というのが大きい。

配当利回りと配当性向はかなり良い方と思う。カネは余裕ある。

 

業績予想から計算する経営指標

業績予想パラメタは以下の通り。

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 3,000
当期純利益 決算短信 2,400
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 185
予想配当金額 決算短信 95
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 1,234.255

 

ストック項目などは当四半期決算のものを据え置いて、上記パラメタを入れ替えた結果がこちら。

各指標
ROE 自己資本利益率 7.29%
ROA 総資本利益率 5.26%
PER 株価収益率 13.34
ROIC 投下資本利益率 5.69%
EBITDA 減価償却前営業利益 4,003
FCF Free cash Flow 3,051
EV 企業価値 16,144
配当利回り 3.86%
配当性向 51.43%

 

ROE,ROA,ROICは多少良くなったが、それほどの変化はない。

グレアム指数は12.98倍と割安。

EV/EBITDAは4.03倍とこちらも割安。

PEGレシオは98.44倍と少し割高か。凹んだ当期の数値が回復しているだけという印象。

FCFマージン(投資CF加味前)は7.26%

配当は当期と同額の予定。

 

まとめ

ファンダメンタルズは悪くないと思われ。

ROE,ROA,ROICは少し物足りないが。

財政状態はとても良いでしょう。

加えて、グレアム指数、EV/EBITDAはかなりの割安を指し示しています。

ただ、成長産業と言われるとよく分からないのは事実ですね。

配当利回りも良いので、買っても面白いのかもしれませんが。

欲を言えば、営業利益率が欲しい。

そして、ROE,ROA,ROIC,FCFマージンがアップすると、言うことのない優良銘柄なのですが。

というのが総評です。

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