【SECカーボン】2017.12(3Q決算)

独立系炭素製品の大手。

アルミ製錬用電極で世界シェア4割超、電炉用電極も。海外比率5割強。

当期においては、アルミニウム製錬用カソードブロックなどの販売数量が増加し、好決算。

今回は2017.12期、3Q決算について分析。

決算情報および定性情報は決算資料より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 11,073 502 702
前決算② 8,784 △ 1,669 △ 2,439
業績予想③ 16,000 510 680
YoY 2,289 2,171 3,141
26.1% 130.1% 128.8%
③-① 4,927 8 △ 22
進捗率 69.2% 98.4% 103.2%

 

対前四半期累計増収(+2,289、+26.1%)、増益(+2,171、+130.1%)

と営業利益の伸びが凄い。

ただ前四半期累計は大赤字だったのだが。

営業利益率は△19.0%から+4.5%へと驚きの23.5%アップ。

赤字から大きくジャンプアップです。

しかし伸び率は物凄いのですが、4.5%という営業利益率は相対的に、そこまで高くはないのですが。

対業績予想では、売上はショートしていますが、営業利益と最終利益については大幅に超過達成。

最終利益にいたっては、既に、業績予想をクリアしてしまっています。

見た目にはかなりの好決算に見えます。

 

業績予想から計算する経営指標

当四半期末時点における決算パラメタは以下の通り。

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 510
有利子負債 当決算期末残高 0
現金預金 当決算期末残高 5,278
株主資本 当決算期末残高 27,121
当期純利益 業績予測 680
総資産 当決算期末残高 37,229
発行済み株式数 当決算期末残高 4.105
支払利息 業績予測 0
減価償却費 業績予測 1,860
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 166
BPS 純資産÷発行済み株式数 6,608
株価 直近株価 8,270
予想配当金額 決算短信 90
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 369.410
時価総額 株価×発行済み株式数 33,945

 

総資産37,229、株主資本27,121、自己資本比率72.8%

有利子負債はなし。無借金経営。

流動資産19,060、流動比率51.2%

ネットキャッシュは+5,278で対総資産比率が14.2%のお金持ち企業。

財政状態はすこぶる良い。カネが多すぎるくらいだ。

時価総額は339億円。意外とそれほど大きいわけではない。

以下計算結果。

各指標
ROE 自己資本利益率 2.51%
ROA 総資本利益率 1.83%
PER 株価収益率 49.92
PBR 株価純資産倍率 1.25
ROIC 投下資本利益率 1.21%
WACC 加重平均資本コスト 1.36%
EBITDA 減価償却前営業利益 2,370
FCF Free cash Flow 1,178
EV 企業価値 28,667
予想利回り 1.09%
配当性向 54.32%

 

ROE,ROAが低い。当然ROICも低い。。

グレアム指数は62.5倍。割高である。

EV/EBITDAは12.1倍とこちらも割高。

PEGレシオは38.38倍。急成長の甲斐あってか多少は割安かな、というところ。

FCFマージンは7.4%(投資CFは加味していない)、あまり良いスコアとは言えないだろう。

配当利回りは低いが配当性向が大きい。つまり株価が高すぎるということ。

 

まとめ

ROE,ROA,ROICのスコアを見ると、ちと、ファンダメンタルズが弱すぎでしょうか。

これだけカネを持っているならば、もう少し稼いでくれないと、という感じ。

営業利益率も4.5%、この数字が今後どうなっていくのかは注目だが。現時点では高いとは言えない。

ただ、財政状態は大変に素晴らしい。

借金がなく、ネットキャッシュもふんだんにある。カネ持ち。

あまり稼ぐ力自体は強くはないが、財政状態はピカピカというところ。

しかしその会社の株価が8,270円はいくら何でも高すぎやしないだろうか。

私が買うことは現状ではないでしょうから、別に良いのですが。

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