我々の年金が狙われているという記事。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50912?c=113147194022725109

現代ビジネスの記事です。

>日本の年金マネーが米インフラ投資に回る点は同じでも、世界中から投資マネーが集まる新型債券の市場を整備して、GPIFも含めて多様な投資マネーを呼び込むのと、資金の償還やリターンに関する明確な保障がない話にGPIFのマネーを貢げというのでは、話がまったく違うと言うことだ。
記事内容によると、「日米成長雇用イニシアチブ」とやらに米インフラ投資に最大6.5兆円投資する内容があるとかないとか。
年金資金の投資判断は記事にもある通り、GPIFの専管事項であるから、アメリカに貢ぐというのは、それを歪めるので是認されるべきではないだろう。

ちなみに、日本の平成26年度末の年金資産残高は145.9兆円。
これまでの運用実績は61兆8,240億円。平均収益率は3.32%である。

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/nenkin/nenkin/zaisei/tsumitate/tsumitatekin_unyou/dl/houkokusho_h26_01.pdf
この報告書によるとアメリカの「The social Security Trust Funds」の残高は約334兆円だという。意外にも手堅く全て債券で運用している。

米国連邦のH26.12月末時点。
社会保障信託基金(The Social Security Trust Funds)
年金資金残高が約334兆円。これは全て債券で運用。
運用実績は2.4%。底堅い。

カナダのH27.3月末時点。
カナダ年金プラン投資理事会(CPPIB)
年金資金残高が約25兆円。
運用実績が16.8%

ノルウェーのH27.3月末時点。
政府年金基金―グローバル。(GPFG)
年金資金残高が約104兆円。
運用実績は32.5%

韓国のH26.12月末時点。
約51兆円。運用実績は4.0%
こうして見ると、日本の年金資金残高145.9兆円というのは相対的にかなり大きい。
ゆえに安倍総理が2/10のトランプとの首脳会談において、これをお土産にしたいという気持ちはわからないでもない。

ちなみに、イギリスやドイツ、フランスなどのヨーロッパ先進国は年金については純粋な賦課方式を採用。
積立金そのものがない。
これはそれらの国が日本ほど高齢化しておらず、若い現役世代が高齢者を十分支える事ができ、年金積立金が必要ないという事を端的に示している。

自民党もお手柄が欲しいのは分かりますが、拙速は避けて欲しいものです。
我々の年金です。これ以上の年金財政の悪化は命とりです。

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