【野村マイクロ・サイエンス】2017.12(3Q決算)

超純水装置の大手。

北興化学から分岐。韓国、台湾企業向け開拓で先駆、韓国サムスンと取引多い。

あのサムスンと取引が多いということでセグメント情報を見てみると。

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
日本 8,170 327 62.3%
アジア 4,581 213 35.0%
アメリカ 353 85 2.7%

 

まだまだ構成比では国内が一番大きい。アジアも大きいが。

利益率は国内が4.0%でアジアが4.6%とそこまで良いわけではなさそうだ。

しかしアメリカの利益率は24.1%とかなりいい。構成比はかなり小さいが。

以下、2017.12期、3Q決算について分析していく。

決算情報および定性情報は決算資料より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 13,105 626 478
前決算② 9,926 124 159
業績予想③ 21,428 1,042 783
YoY 3,179 502 319
32.0% 404.8% 200.6%
③-① 8,323 416 305
進捗率 61.2% 60.1% 61.0%

 

対前四半期累計増収(+3,179、+32.0%)、増益(+502、+404.8%)

増益幅がかなり大きい。営業利益率は1.2%から4.8%へと3.6ポイントも、大きくジャンプアップしている。

元の営業利益率が低すぎというのもあるのだが。

ただ業績予想の進捗状況は悪い。

あと残り四半期だけで挽回できるのか。大きな見どころはそこですね。

 

業績予想から計算する経営指標

当四半期末時点における決算パラメタ。

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 1,042
有利子負債 当決算期末残高 6,440
現金預金 当決算期末残高 6,257
株主資本 当決算期末残高 7,512
当期純利益 業績予測 783
総資産 当決算期末残高 20,912
発行済み株式数 当決算期末残高 9.031
支払利息 業績予測 42
減価償却費 業績予測 224
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 87
BPS 純資産÷発行済み株式数 832
株価 直近株価 1,169
予想配当金額 決算短信 15
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 135.458
時価総額 株価×発行済み株式数 10,557

 

総資産20,912、株主資本7,512、自己資本比率35.9%

有利子負債6,440、D/Eレシオ0.86倍。

流動資産16,712、流動比率は79.9%

ネットキャッシュは△183の赤字。

財政状態はお世辞にも褒められたものではない。

時価総額は105億円。まだまだ小さいですね。

以下計算結果。

各指標
ROE 自己資本利益率 10.42%
ROA 総資本利益率 3.74%
PER 株価収益率 13.48
PBR 株価純資産倍率 1.41
ROIC 投下資本利益率 4.81%
WACC 加重平均資本コスト 1.16%
EBITDA 減価償却前営業利益 1,266
FCF Free cash Flow -1,771
EV 企業価値 10,740
予想利回り 1.28%
配当性向 17.30%

 

ROEは良いスコア。ただROAは…

グレアム指数は18.9倍と割安。

EV/EBITDAは8.5倍とこちらも割安。

PEGレシオも3.33倍と割安。営業利益の成長ぶりが良いので。

ただよろしくないのがFCFマージンの赤字。

まだここに投資CFを加味していないので、FCFはもっと悪化する可能性あり。

ROICもあまり良くない。

配当利回りと配当性向はそこそこだが、カネは大丈夫なんだろうか。

 

まとめ

そもそも私はこの純水や超純水装置というものがよく分かっていないので、事業をうんぬんすることは差し控えたい。

なんとなく将来性はありそうな技術に感じるけど。

飽くまでファンダメンタルズのみに見解を示すと、なかなか厳しい決算。

営業利益率が4.8%だが、欲を言えば二けたの利益率が欲しいところ。

あと業績予想の進捗がなかなか苦しいのもいただけないでしょう。

加えてネットキャッシュが赤字で、カネがない。

またFCFも赤字というのはなかなかきついものがある。

なんと言ってもこのFCFの数字には投資CFを加味していないのだから。

結構カネがなくて苦しい台所事情なのではないでしょうか??

ただ海外売上高比率をもっと上げていければスケールするかも?とか感じました。

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