【任天堂】2017.12(3Q決算)

任天堂過去エントリ。

【2017.9期2Q決算】

http://tamojun51.com/archives/1581

【2017.6期1Q決算】

http://tamojun51.com/archives/1150

【2017.3期本決算】

http://tamojun51.com/archives/802

今回は2017.12期、3Q決算について分析。

決算情報および定性情報は決算資料より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 857,012 156,462 135,165
前決算② 311,121 26,315 102,969
業績予想③ 1,020,000 160,000 120,000
YoY 545,891 130,147 32,196
175.5% 494.6% 31.3%
③-① 162,988 3,538 △ 15,165
進捗率 84.0% 97.8% 112.6%

 

対前四半期累計増収(+545,891、+175.5%)、増益(+130,147、+494.6%)

すごい成長。特に営業利益がすごい。およそ5倍弱に膨れ上がっている。

これに伴い、営業利益率は8.5%から18.3%へとなんと+9.8%とかすごいことになっている。

理由としてはNintendo Switchとニンテンドー3DSが売れまくっているからでしょう。

当四半期累計でNintendo Switch(以下、NS)の販売台数は1,213万台。

通年の販売目標が1,500万台ですが、このペースなら、これは軽く超過達成するでしょう。

NSのソフトは、累計、4,710万台販売。こちらの通年目標は5,300万台ですが、ソフトも軽々超過達成しそうです。

次にニンテンドー3DS(以下DS)ですが、ハードの販売台数が586万台で通年目標の640万台をこちらも軽く超過しそうです。

DSソフトも実績販売台数が3,125万台。通年目標が3,500万台なので、楽勝っぽいです。

NSとDSの破竹の勢いはとどまるところを知らないということでしょう。

しかし一体リリース前に、誰がこの勢いを予想できたのか。。

対業績予想では、全アイテム軒並みクリア。

最終利益に至っては、3Qの時点で超過達成しています。

もっと大胆な上方修正をすべきだったのかもしれません。

いずれにせよ、勢いがとてつもないです。どこまで売れるのでしょうか。

 

業績予想から計算する経営指標

当四半期末時点における決算パラメタ。

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 160,000
有利子負債 当決算期末残高 0
現金預金 当決算期末残高 782,723
株主資本 当決算期末残高 1,332,960
当期純利益 業績予測 120,000
総資産 当決算期末残高 1,773,449
発行済み株式数 当決算期末残高 120.090
支払利息 業績予測 0
減価償却費 業績予測 6,000
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 999
BPS 純資産÷発行済み株式数 11,100
株価 直近株価 43,330
予想配当金額 決算短信 360
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 43,232.379
時価総額 株価×発行済み株式数 5,203,497

 

総資産1,773,449、株主資本1,332,960、自己資本比率75.2%と高い。

有利子負債はなし。この規模で無借金経営、すごい。

流動資産1,403,349、流動比率79.1%とこちらも高い。

ネットキャッシュは+1,007,108で対総資産比率56.8%と物凄い金持ち。

カネが溜まって仕方がないようです。ネットキャッシュ1兆円超え。

財務的にはむしろ、カネ余り過ぎじゃね?という感じ。金持ち過ぎ。

時価総額は5.2兆円。でかい。

以下計算結果。

各指標
ROE 自己資本利益率 9.00%
ROA 総資本利益率 6.77%
PER 株価収益率 43.36
PBR 株価純資産倍率 3.90
ROIC 投下資本利益率 7.73%
WACC 加重平均資本コスト 3.24%
EBITDA 減価償却前営業利益 166,000
FCF Free cash Flow 65,553
EV 企業価値 4,420,774
予想利回り 0.83%
配当性向 36.03%

 

ROE,ROAは悪くないスコアだが、驚くほど良いというわけではない。つまりカネを持ちすぎということでしょう。

グレアム指数は169.3倍。高い。割高。とても手が出ない。

EV/EBITDAは26.6倍とこちらも割高。今買うことはできない。

PEGレシオが8.7倍とかなり割安。営業利益の成長率がやばい。なんせ5倍弱ですから。

FCFマージンは6.4%と決して良くはない。運転資本において売掛債権と棚卸資産が増えすぎなのが原因。

ROICもそこまで良いわけではない。エクイティがでかすぎます。

配当性向はそこそこ良いが、配当利回りは低い。つまり株価がでかくなりすぎということでしょう。

 

まとめ

まさか、NSとDSがここまで売れるとは、全然予想できませんでした。

私はファミコン・スーファミ世代ですから、当然、任天堂ファンです。

自然、パッケージゲーム信仰です。スマホのソシャゲとかホント、すぐ飽きると思っているので、ソシャゲ銘柄は買いません。

でも、ソシャゲは幅利かしているので、たとえ、NSをリリースしたとしても、そう簡単に販売台数は伸ばせないだろう、と感じていたのです。

ところがふたを開けてみたら、NSの爆発的なヒット。未だに在庫が足りない供給不足状態は解消されていません。

何で200万円台くらいの時に、任天堂買っておかなかったのかなあと後悔しきりです。

ファミコン・スーファミ世代のくせに、パッケージゲームの可能性を信じ切れていなかったというのが敗因でしょう。

現状はあらゆるスコアが割高を示していますし、そもそもカネがないので、手が出せない銘柄です。

どのスコアも割高を示しているので、今手を出すのは得策ではないでしょう。

しかしこのNSの勢いを見ていると、業績はまだまだ伸びるような気になります。

株価もまだまだ落ちないのではないか、と感じさせる力強さです。

しばらくは指を咥えて、任天堂の快進撃をただただ見守るしかなさそうです。

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