【ヤマノホールディングス】2017.9(2Q決算)

祖業は美容室運営の事業持株会社。

和装・宝飾の販売を展開。Web活用の集客や通販も積極的。

事業構成比はこちら。

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
美容 1,022 22 13.3%
スポーツ 378 △ 136 4.9%
DSM 1,056 10 13.7%
和装宝飾 5,229 178 68.0%
その他 0 △ 7 0.0%
調整 3 28 0.0%

 

和装宝飾事業が構成比トップになっている。利益率3.4%とかなり低い。

次に大きい構成比はDSM.DSMとは会社HPによると以下の用語。

※DSM(=Direct Sales Marketing)とは、お客様お一人お一人の様々なニーズにきめ細やかに対応するサービス提供のビジネスモデル。

なんだかよく分かりませんが、このDSM事業の利益率は0.9%とこちらも低い。

祖業の美容事業の利益率は2.2%とこちらも低い。

他の事業は赤字。結構苦しい商売をしているように見えます。

 

以下当社決算情報および定性情報は決算資料より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 7,690 95 534
前決算② 12,536 31 △ 30
業績予想③ 15,000 170 500
YoY △ 4,846 64 564
-38.7% 206.5% 1880.0%
③-① 7,310 75 △ 34
進捗率 51.3% 55.9% 106.8%

 

対前四半期累計減収(△4,846、△38.7%)、増益(+64、+206.5%)

減収幅がものすごい。にも関わらず増益させたのは凄い。

それまでどれだけ利益率の悪い商売をしていたのか。

営業利益率は0.2%から1.2%へと1ポイントアップしているが、それでも営業利益率はかなり低いです。

対業績予想ではどのアイテムも軒並みクリア。最終利益に至っては、既に半期で計画を超過達成しています。

控えめな業績予想だった模様。

子会社株式の売却益などの特別利益が効いているようです。

 

業績予想から計算する経営指標

当四半期決算期末時点における決算パラメタ。

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 170
有利子負債 当決算期末残高 880
現金預金 当決算期末残高 2,912
株主資本 当決算期末残高 1,476
当期純利益 業績予測 500
総資産 当決算期末残高 8,338
発行済み株式数 当決算期末残高 34.040
支払利息 業績予測 15
減価償却費 業績予測 147
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 15
BPS 純資産÷発行済み株式数 43
株価 直近株価 136
予想配当金額 決算短信 3
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 102.121
時価総額 株価×発行済み株式数 4,629

 

総資産8,338、株主資本1,476、自己資本比率17.7%と低い。債務超過寸前。×

有利子負債880、D/Eレシオ0.6倍。高くはない。○

流動資産5,806、流動比率69.6%と低くはない。○

ネットキャッシュは+2,032、対総資産比率24.4%とかなりお金持ちだった。◎

債務超過寸前だが、資金繰りの方はそこまで悪いわけではないのかもしれない。

時価総額は46億円と小さい。ここから伸びることはできるのか。

以下計算結果。

各指標
ROE 自己資本利益率 33.88%
ROA 総資本利益率 6.00%
PER 株価収益率 9.26
PBR 株価純資産倍率 3.14
ROIC 投下資本利益率 4.64%
WACC 加重平均資本コスト 4.74%
EBITDA 減価償却前営業利益 317
FCF Free cash Flow 5,523
EV 企業価値 2,597
予想利回り 2.21%
配当性向 20.42%

 

ROE,ROAが意外と高い。特にROE.自己資本比率が滅茶苦茶低いという理由もあるが。○

グレアム指数が29.0倍とちと高い。△

ROICは低い。×

EV/EBITDAは割安である。○

PEGレシオも割安。0.49倍。○

FCFマージンが36.8%とかなり高い。実は金回りが良い!?◎

売掛債権と棚卸資産の整理が進んでいるのが運転資本にかなりプラスに働いています。

何気に今、本気の抜本的リストラの真っ最中なのかもしれない。。

配当利回りと配当性向が意外と高い。配当出しても大丈夫なのか、心配になる自己資本比率ではありますが。△

 

まとめ

正直営業利益率1.2%はきついでしょう。最低でも5%は欲しいな、といったところ。

また自己資本比率の低さもきつい。債務超過寸前にも見える。

ただその一方で、ネットキャッシュが大きく黒字になっており、FCFマージンも高い。

意外とカネあるのか???という不思議。

事業撤退や子会社売却などを進めている。かなり積極的なリストラをして、生まれ変わろうとしているのか??

だとしたら意外と買い?とかも考える。

ROICは悪いが、ROEは良い。(自己資本比率がかなり低いからだが)

また、EV/EBITDAやPEGレシオなどを見ると、割安と言えなくもない。

難しい銘柄。ただ小売という業態自体は今後伸びるかどうか水物で、何とも言えない。

もう少し利益率が欲しい。そこが問題である。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です