【モスフードサービス】2017.9(2Q決算)

「モスバーガー」展開。業界2位、商品力に定評。

FC比率8割弱。ダスキンと資本・業務提携。

最近何かと話題のモスバーガー。色んなメディアで取り上げられている。

★モスバーガーが「創業以来の絶不調」である、もうひとつの理由

http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1801/16/news048.html

★モスバーガーが「創業以来2度目の絶不調」に苦しむ致命的な原因

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54076

絶不調なんだそうです。

こちらは事業構成比。

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
モスバーガー事業 34,090 3,534 94.9%
その他飲食 1,473 △ 327 4.1%
その他事業 362 96 1.0%
調整 △ 978 0.0%

 

モスバーガー以外の事業をしていたのが意外。

モスバーガー事業の利益率は10.4%となかなか。

セグメント利益10.4%で絶不調とまで言わなくてもいいのではないかと感じますが。

以下で当社決算数字を詳しく見ていきます。

金額は特筆なき場合すべて百万円単位。百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 35,926 2,324 1,554
前決算② 35,792 2,807 1,883
業績予想③ 71,200 3,700 2,300
YoY 134 △ 483 △ 329
0.4% -17.2% -17.5%
③-① 35,274 1,376 746
進捗率 50.5% 62.8% 67.6%

 

対前四半期累計比で増収(+134、+0.4%)、減益(△483、△17.2%)

微増収で大幅減益。絶不調とまで言わなくてもいいかもしれませんが、好調でないのは確かのようです。

営業利益率は7.8%から6.5%へと1.3ポイントもダウン。苦しい決算。

対業績予想では、しかし、全アイテム軒並みクリアしています。

利益に至っては、かなりの超過達成。今期の数字達成が苦しいことは織り込み済みだったのです。

 

業績予想から計算する経営指標

当四半期末時点における決算パラメタは以下の通り。

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 3,700
有利子負債 当決算期末残高 1,810
現金預金 当決算期末残高 11,269
株主資本 当決算期末残高 45,525
当期純利益 業績予測 2,300
総資産 当決算期末残高 62,283
発行済み株式数 当決算期末残高 30.826
支払利息 業績予測 16
減価償却費 業績予測 2,258
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 75
BPS 純資産÷発行済み株式数 1,477
株価 直近株価 3,365
予想配当金額 決算短信 26
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 801.488
時価総額 株価×発行済み株式数 103,731

 

総資産62,283、株主資本45,525、自己資本比率73.1%と高い。○

有利子負債1,810、d/eレシオ0.04倍とかなり低い。○

流動資産21,636、流動比率34.7%と低い。×

ネットキャッシュが11,058で対総資産比率17.8%と高い。○

時価総額は1,037億円とサイズも大きい。

以下計算結果。

各指標
ROE 自己資本利益率 5.05%
ROA 総資本利益率 3.69%
PER 株価収益率 45.10
PBR 株価純資産倍率 2.28
ROIC 投下資本利益率 5.03%
WACC 加重平均資本コスト 1.71%
EBITDA 減価償却前営業利益 5,958
FCF Free cash Flow 4,472
EV 企業価値 94,272
予想利回り 0.77%
配当性向 34.85%

 

ROE,ROAは低い。×

グレアム指数は102.8倍とかなり高い。×

ROICも低い。×

EV/EBITDAは15.8倍と高い。×

PEGレシオはマイナス成長なので測定不能。××

FCFマージンは6.3%と低い。×

配当利回りは低いが、配当性向は高い。つまり株価が高すぎ。×

 

まとめ

買う材料がない。

グレアム指数、EV/EBITDA、PEGレシオ、FCFマージン、ROE,ROA,ROIC,

全てのスコアに置いて、割高を示している。

元々外食産業というのは、toCと直接日常的に接する機会の多い業態であることから、それがプロモーションとなっており、有名になる。

それが買いにつながり、時価総額が高くなっている、株価も高くなっていく、という宿命を背負っているように思う。

よって、既に有名な外食チェーンの株というのは往々にして割高銘柄であることが多い。

当社もご多聞に漏れずである。

唯一買い条件なのは財務状態が良い事だろうか。

自己資本比率73.1%、d/eレシオ0.04倍、ネットキャッシュ11,058と、カネはあるようだ。

しかし逆に言うと、カネを持て余して、適切な投資を行えていないとも言える。

投資すべきには適切に投資し、営業利益率を上昇させることに注力してもらいたいものだとは思う。

私はモスバーガーの菜摘バーガーなどの独特な商品のファンですから今後もがんばって欲しいと切望しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です