【任天堂】2017.9(2Q決算)

ゲーム機ハード、ソフトで総合首位。海外シェア高い。ドル建て資産多く期末為替で経常益変動。

最近、パクリ疑惑でコロプラ社http://tamojun51.com/archives/1458を訴えるとかなんとか報道がありました。

コロプラの株、買ってなくて、本当に良かった。。。

やっぱスマホゲーム、ソシャゲはダメだな、と。

いつこんな感じで飛んじまうかわかりゃしない。

ガンホー、ミクシィ、あかつきとかの会社だって、いつどうなるかわからないですね。

任天堂はその点、据え置き機とパッケージゲームなので、売れるか売れないかの心配だけで済んでいる面もある。

以下当社決算情報、定性情報は決算資料より。

単位は特筆なき場合全て百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 374,041 39,961 51,503
前決算② 136,812 △ 5,947 38,299
業績予想③ 960,000 120,000 85,000
YoY 237,229 45,908 13,204
173.4% 772.0% 34.5%
③-① 585,959 80,039 33,497
進捗率 39.0% 33.3% 60.6%

 

対前四半期累計増収(+237,229、+173.4%)、増益(+45,908、+772.0%)

すごい成長率です。営業利益率は△4.3%から10.7%へと15ポイントの大躍進。

この要因はなんと言っても、「Nintendo Switch」

既存タイトルのSplatoon2やマリオカート8、ARMSなどの売上好調。

加えて今期投入予定の、”スーパーマリオ オデッセイ”、”ゼノブレイド2”なども期待感高い。

HW販売台数は489万台。SW販売台数は2,202万台。

HW販売台数は今期中に1,000万台の大台に乗るか。生産体制とかによるでしょう。

またその他にも、「New ニンテンドー2DS LL」(HW286万台、SW1,382万台)や「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」などのハードの売上も好調。

まだまだ躍進の余地あり、に見えます。

対業績予想では、よほど意欲的な目標だったのか、売上と営業利益は大きくショートしていますが、最終利益は超過達成しています。

 

業績予想から計算する経営指標

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 120,000
有利子負債 当決算期末残高 0
現金預金 当決算期末残高 683,407
株主資本 当決算期末残高 1,262,546
当期純利益 業績予測 85,000
総資産 当決算期末残高 1,626,122
発行済み株式数 当決算期末残高 120.072
支払利息 業績予測 0
減価償却費 業績予測 6,000
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 708
BPS 純資産÷発行済み株式数 10,515
株価 直近株価 44,620
予想配当金額 決算短信 360
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 43,225.767
時価総額 株価×発行済み株式数 5,357,594

 

総資産1,626,122、株主資本1,262,546、自己資本比率77.6%と高い。○

有利子負債はなし。◎

流動資産1,278,023、流動比率78.6%と高い。○

ネットキャッシュは952,485、対総資産比率が58.6%と大金持ちです。○

この会社は伝統的に財務内容は良い。カネがいっぱいあるから。

時価総額は5.3兆円。売上規模から考えると、かなり大きい会社です。

それなのに、株価が暴騰したりするので、何ともエキサイティングな会社ということができるでしょう。

以下計算結果。

各指標
ROE 自己資本利益率 6.73%
ROA 総資本利益率 5.23%
PER 株価収益率 63.03
PBR 株価純資産倍率 4.24
ROIC 投下資本利益率 6.12%
WACC 加重平均資本コスト 3.42%
EBITDA 減価償却前営業利益 126,000
FCF Free cash Flow 89,159
EV 企業価値 4,674,187
予想利回り 0.81%
配当性向 50.85%

 

ROE,ROAはそこまで良いわけではない。カネを持ちすぎなのでしょう。△

グレアム指数は267.5倍とめちゃ高いです。××

ROICも良くはない。△

EV/EBITDAは37.1倍とこちらも割高。×

PEGレシオは182.82倍。割高。×

FCFマージンは9.3%とこちらも物足りない。△

株価が高すぎて、配当利回りも良くない。配当性向はかなり高いが。△

 

まとめ

業績予想の数字についてはまだ海の物とも山の物とも知れませんが、最終利益を見ると、達成するかもしれません。

Switchの販売台数が1,000万台に乗るか乗らないか、というところが大きいのでしょう。

しかしSwitchがそれだけ売れたという見込みの業績予想で弾いた数字が上のもの。

ROE,ROA,ROICはそれほど高いわけではない。

グレアム指数、EV/EBITDA、PEGレシオ、FCFマージン、どれもこれも割高を指し示しています。

とても今の株価で手を出そうとは間違っても思えない銘柄。

じゃあ株価いくらなら買うのか、と問われれば、「高くても12,000円」と答えます。

そうでないと割安感が全然生まれてこない。なんと言っても時価総額5.3兆円ですから。高すぎでしょう。

ただ財務状態は良い。カネをガッツリ溜め込んでいるから。

逆に言うと、カネをどう使えばいいのかわからない状態なのかもしれない。

経営が滅茶苦茶上手い、という会社ではないのでしょう。ROE,ROA,ROICなどを見ていると。

この会社は子供たちにゲームという夢を売る商売をしているデザイナーやエンジニアの会社ですから。良くも悪くも。

私も、ファミコン、スーファミ、DSと任天堂のハードにはお世話になった世代。

本当に、壊れにくくて、面白くて、夢中になるゲームを作ってくれました。

これからも、任天堂にはそういう会社でいて欲しいと思います。

ソシャゲやスマホゲームなんかの課金制のゲームは安心して遊べない。

やっぱり私は、ゲームというと、任天堂のハード、パッケージSWが一番だ、と確信している世代なんですね。

だから、任天堂には、安易なカネ儲けではなく、子供たちに面白いゲームを供給し続ける、というその信念をいつまでも貫いてほしいと陰ながら応援しております。

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