【働き方改革】三種の神器(金銭解雇・定年制廃止・裁量労働制)導入すれば解決したも同然である

最近はやたらと、働き方改革、働き方改革とメディアはじめ、かまびすしいですが、結局しているのは、長時間労働規制の話ばかりで食傷気味です。

というか、お上が長時間労働を規制するなんていう社会主義的アプローチでは結局働き方改革なんて失敗に終わる可能性の方が高いのではないかと推察します。

例えばプレミアムフライデーとか。

http://tamojun51.com/archives/726

http://tamojun51.com/archives/226

あとは年末年始はみんな一律で休暇にしましょう。なんていう掛け声も全体主義的で気持ちが悪い。

http://tamojun51.com/archives/1519

理想的な働き方改革とは、上からのお仕着せなどでは決してなく、各人が各人の都合で、働いて、いい時間に帰宅して、休みたい時に休む、そういう自律的な働き方を実現することです。

そういう意味で、昨今の働き方改革は迷走しており、本来の目的を見失ってすらいるのではないかと危惧しています。

それでは上記したような真の働き方改革をワークさせるために必要な3つの施策を下記していきます。

 

1.金銭解雇制度導入

過去エントリ。

http://tamojun51.com/archives/865

金銭解雇制度のメリットはいっぱいあるのですが、大きく分けると下の2つです。

・雇用の流動性が担保される。

・失職者に金銭的なインセンティヴが付与される。

まずビジネスファーストで言えば、雇用の流動性が担保されることはかなり社会的メリットは大きいです。

ある一定の金額を支払えば、労働者を解雇できるのですが、衰退産業から成長産業への人の流れを加速することができます。

誰も、衰退産業にいつまでも止まっていたくないでしょう。むしろ成長産業で人に必要とされながら仕事をする方が、人は幸せなのです。

そういう意味で言えば、解雇というのは良いモノでも悪いモノでもないのです。

産業や社会が変化していけばそれに伴い、解雇は自然発生するものなのです。

それをガチガチの規制で縛って、その自然な流れをせき止めているのは、社会全体には不利益しかもたらさない。

もし金銭解雇で雇用が流動化したら、賃金も流動的になります。

戦力になる人材はより多く稼げますし、正社員の座にしがみついている高齢社員などはそのパフォーマンスに従って、給料は減額されるという、あるべき姿へと移行させやすくなる仕組みなのです。

しょーもないおじさん、おばさん管理職がいなくなれば、あなたの会社はきっと今よりずっと稼げるようになるし、今よりずっと働きやすくなるに決まっています。

現在超優遇されているごく潰しの高齢社員の間にも、いい意味での緊張感が走るという効果もあるのです。

また、労働者の観点から言えば、金銭解雇による金銭補償を受けられるという側面は大きいでしょう。

退職金や失業手当にプラスで、解雇手当が受給できれば、しばらくは食うに困りません。

これは立派な社会のセイフティネット足りえます。

よく経営者やマネジャーに恣意的に解雇されることを非難する自称労働者の味方みたいな人がたまにいますが、コンプライアンスにうるさい大手企業ならともかく中小零細のパパママストアなどは割と平気でリストラが行われています。

そういう人たちに金銭補償される仕組みの構築は誰よりも失業者に優しい制度だとも言えるのです。

自称労働者の味方で金銭解雇に反対している人たちは己の志向の浅さをまず呪うべきでしょう。

 

2.定年制廃止(年齢フリー原則)

定年制にかかる過去エントリ。

http://tamojun51.com/archives/125

http://tamojun51.com/archives/729

現状では、60歳とか65歳になると、定年ということで一気に強制的に役所や企業からエスケイプさせられる仕組みになっていますが、これは時代遅れの制度と言う他ありません。

なぜなら人生100年時代を迎え、退職してからも30年も40年も生きなければならず、その間ずっと年金受給者として生活していくなんて無理があるからです。

そういう意味で定年制を廃止するメリットは3つあります。

・高齢者も働き続けられるので、生活が保障される。(健康増進効果も)

・高齢者も税金や保険料を納付するので、国家財政に資する。

・コストプッシュで年功賃金が是正される。

高齢者がずっと働き続けられる社会は世界トップの高齢化率をたたき出している日本でこそ必要な仕組みでしょう。

死ぬまで元気で働きつづけなければいけない時代はある意味では幸せな社会です。

いつまでも社会に必要とされる、ということですから。

仕事をいつまでもバリバリやっていれば、認知症になるのもヘッジできて、肉体的精神的健康を保つのにもってこいです。

社会保障費も削減できるし、収入も維持できるし、一石二鳥と言えるでしょう。

定年して、日がな一日何もせず、自転車でアテもなくプラプラしている高齢者などを街で見かけると、まるで「生ける屍」「リビングデッド」なのではないかと見まがいます。

ああいう人たちって、生きている意味があるのでしょうか?

 

また年齢フリー原則に則れば、年功賃金制度は瓦解します。

なぜなら、ただ会社に長く在籍しているだけで、給料が上がっていく現状のシステムでは、経営が耐えきれなくなり、コストプッシュで年功制度の維持を諦めざるを得ないからです。

それが自然、成果給制度の導入に繋がっていくのです。

 

また、老人、高齢者は一般的には、ITなどに弱い印象がありますが、ごくまれにそうではない高齢者もいるかもしれません。

老人だから使えないとか、若者だから無能、という、不毛な年齢差別をしあっている場合ではないでしょう。

老人も若者もできる人間はいつまでもできるし、そうではない人間は年寄りでも、若くてもクソなのです。

そういう不毛な年齢差別を廃して、能力のある者が、給料の良い仕事に就ける、という社会の在り方こそが本来のあるべき姿と言えるでしょう。

ですから、金銭解雇制度と年齢フリー原則というのもはどちらも相性が良い制度なのです。

 

3.裁量労働制・高プロ制度導入

真の意味での裁量労働制および高プロ(高度プロフェッショナル制度)の導入が働き方改革のコアといっても過言ではないでしょう。

裁量労働制と高プロ(私は裁量労働制に一元化すればいいと思いますが)は現状の時間で勤務時間内拘束するのをやめるという制度です。

時間でその成果を図りにくい、あるいは、突発的に深夜や早朝など一般の就業時間からはみ出てしまいがちな働き方をしている記者や各種コンサルタントなどの働き方をしている人のために生み出された制度です。

何時に出社しても、何時に帰宅してもいい。なんなら出社せずに家で働いていてもいい。

この制度さえワークすれば、在宅ワークとかテレワークの制度なんて不要でしょう。

よく労働者の味方を自認する人たちから、「残業代が出ないから、働かせ放題になる危険な制度だ」と非難されています。

確かに経営者やマネジャーなどに悪用される危険性はあるでしょう。

現状、名ばかり管理職として残業時間青天井で働かされているエンジニアなどもいますから、そういう不幸な労働者を作りだしてしまう危険性は大きい。

だからこそ、上記した、金銭解雇制度と年齢フリー原則も同時に組成するわけです。

雇用の流動性さえ担保されていれば、転職して会社を移ること自体は、今と比べてはるかにハードルが低くなっていますから、裁量労働制を悪用するようなブラック企業からはどんどん逃げ出してしまえばいい仕組みを組成すれば良いのです。

仕組みを悪用して、人権を無視したような働かせ方をしている企業は、優秀な人材がどんどん抜けていき、競争力が激減して、市場から退場を余儀なくさせられるでしょう。

悪用される心配がなくなったら、裁量労働制ほど良い働き方はありません。

例えば、納期が迫っているプロジェクトを完遂させるために、会社に3日缶詰されたとします。

しかし裁量労働制ならば、納品後に、1週間バカンスを取ったり、といったメリハリのある働き方が可能なのです。

今の会社の仕組みってこのメリハリが本当に利いていないことが多い。

繁忙期は毎日終電帰りで酷使されていながら、閑散期にも9時に出社することを強要したりします。

このメリハリの利かなさが本当にマネジャーとか、頭が悪いなあと思う瞬間です。

目いっぱい働いたら、目いっぱい休む。おそらく若い人間でそんな裁量のある働き方できたら、現場からそう不満は出ないのではないでしょうか?

実は、みんな、長時間労働が厭なのではなく、何でもかんでも上長やマネジャーの言うとおりに働かねばならない、そんな裁量のなさに絶望しているのでは?

ドラクエやFFなんか買ったら徹夜でのめり込んで終わらせてしまうような若者は、本来仕事だってハマってやれば、すごい爆発力や推進力を生むタマなのではないかと思うのです。

それらの才能を殺しているのも、現状のメリハリの利かない企業のセンスのない統制手法に由来しているのではないか、と考えています。

 

まとめ

ということで、

「金銭解雇」「年齢フリー原則」「裁量労働制」

この3種の神器がそれぞれにきちんとワークしさえすれば、働き方改革なんて終わったに等しいのです。

目的は長時間労働の是正ではなく、多様な働き方の担保。

メリハリのある、個々に裁量を持たせてもらえる働き方の担保なのです。

最近の働き方改革はここをはき違えているように思えて仕方がない。

ヴェクトルが間違っているから、結局大して成果もなく終わるのでしょう。

ただ最後にひとつ。

有名な関西にある某FAの会社は、優秀な経営者が優秀な管理職を用いて、優秀な兵隊を上意下達で動かすことで、とてつもない実績を上げています。

これは完全なる一党独裁。多様性のカケラもありません。

なぜこれがワークするのか。答えは「指導者が優秀だから」なのです。

つまり指導者が超有能な場合に限り、その意のままに働く事は必ずしも全体最適を毀損しない、ということが言えます。

そこで働いている人たちが幸せかどうかは知りませんが。。ただ利益はすごいですね。

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