【働き方改革】年末年始は一律休日にすべし、という風潮に違和感。。

大戸屋や三越伊勢丹が大晦日や元旦に休むとか休まないとかがニュースになっている。

★大戸屋「大晦日と元旦休みます」変わる飲食業界

http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1712/18/news113.html

★三越伊勢丹、正月三が日の休業断念「現実的ではない」

https://www.asahi.com/articles/ASKDF627HKDFULFA033.html?ref=newspicks

これらのニュースを読んで、違和感を持ったのが、

「年末年始はみんな休まねばならない」という空気がいつの間にか、通常、一般、常識として空気のように蔓延していることです。

しかしこの風潮は私は大いに疑問です。

 

なぜ年末年始にそんなに休みたいのか

私はずっとこれが疑問でした。

テレビでは芸能人が必ずといっていいほど、海外旅行に出かけますが、混雑や人ごみが大嫌いな私としては、こんなものは休みではなく単なる苦行です。

また正月休み中は、高速道路の渋滞のピークなどがニュースとして放送されるのが恒例行事となっています。

その映像を見ただけで私はぐったりとします。

平常運転時には満員電車でもみくちゃにされて、たまの連休は人いきれの中で更に消耗するという。

日本のサラリーマンに休息や多様性という言葉は許されないかのようです。

なぜ休日を横並びにしようと日本人は考えるのか。

これは遺伝子レベルで刷りこまれた生理的習性なのでしょうか。

休みはそれぞれが分散して取る方が、社会インフラを有効活用できるという合理的な理由があるにもかかわらずにです。

この「みんな一緒でなきゃいけない」という常軌を逸した横並び遺伝子が私は虫唾が走るほど嫌いです。

 

多様な働き方はどこいった?

今年話題になった働き方改革と言えば、「プレミアムフライデー」でしょう。

【プレミアムフライデー関連記事】

http://tamojun51.com/archives/726

http://tamojun51.com/archives/226

このプレミアムフライデーがリリースされた際、私は上記したように、また虫唾が走りました。

「一律で早帰りさせるなんて全体主義か。しかもそれをお上が決めるって日本は社会主義国なのか?」

と大いに憤ったものです。

しかしこれに関しては憤りを感じたのはどうやら私だけではなかったようで、ネットをはじめ、様々な媒体で、プレミアムフライデーを糾弾する声が上がりました。

厚生労働省は、余計なことをするな。そんなに暇なら、リストラでもして減税しろ、というわけです。

この意見は私は100%アグリー。

厚生労働省は正に暇とカネを持て余しているからこんなバカなことをやっている。

こんな省庁いっそなくしてしまえばいいとすら思っています。

そんな、

「休み方や働き方、帰る時間などを一律で決めるのは不経済だし、不合理。働き方は個々の労働者の特性に応じて、多様性の観点から運用すべし」

という最もなことをいう人が増えてきたと、少しほっとしていたところでした。

そんなことを言っていた人たちが、突然、年末年始休暇に関しては、

「全員一律に休日とすべし!」

というシュプレヒコールを上げ始めたのです。

私は何か何だか。この付和雷同には大いに混乱しました。

このダブルスタンダードは一体なんなのか。

 

色々な働き方・休み方があっていい

上に書いてきたように、消費ニーズが多様化してきた昨今、働き方も多様化せざるを得ない過渡期にあります。

だから、年末年始に休みたい人がいる一方で、働きたい人がいることも多様性として、社会は認めていかねばならないと私は考えます。

こういう話をすると、飲食業などの人から、

「年末年始は仕入野菜の供給がストップするから、休みにするのが合理的なのだ」

というような的外れな反論を受け、大変に不愉快です。

私は別に、年末年始は仕事をするべきだ、などとは言っていない。

私が言っているのは、全員が一律で休んだり、働いたりをお上が決める全体主義的なシステムが多様化している社会と逆行しているシステムだと言っているだけなのです。

年末年始に休みたい人はどうぞ休めばいいでしょう。

年末年始に営業することが経済的に不合理的だというならば、休みにすればいいでしょうが。

そこらへんの運用を個々の店舗や労働者の特性に合わせてやる方が良いという極めて当然のことを言っているにすぎないのです。

それに野菜の供給がストップするとか言いますが、高く売れるなら年末年始にむしろ供給したいという農家だってきっと皆無ではないと思うのですが。

色々な働き方や店舗運営があっていい、という当然の意見がマイノリティと化してしまう、多様性後進国日本。

一体真に多様な働き方を実現できる日はいつになるのか、暗澹とした気分になったニュースでした。

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