はあちゅう×岸勇希のバトルを見ていて感じたこと

こちらが話題になったBuzzFeedの記事。

https://www.buzzfeed.com/jp/takumiharimaya/hachu-metoo?utm_term=.pmPygJYed#.tcjNO16zM

はあちゅう公式ブログ。

https://lineblog.me/ha_chu/archives/67293039.html

あくまでここに書かれていることを鵜呑みにすると、この岸何某に弁明の余地はなかろう。

度の超えたパワハラとセクハラ。これをスタープレイヤーだかトップクリエイターだかなんだか知らないが、権力を笠に着てありとあらゆる弱い立場の人間に実行していたというならば、ちょっとした犯罪ですらある。

はあちゅう氏ふくめた、当時の関係者、当事者の怨みや憎しみを受けても仕方がない。

 

圧倒的に岸何某が悪いように見える

在職中のハラスメントもさることながら、退職後にもハラスメントは続いていたというので、なかなかの粘着質。

私も岸何某ほどではないが、上長が品性のカケラもないクズだったので、多少気持ちはわかる。

部下とか後輩をまるでモノのように扱うその傲慢。

権力を笠に着て、弱い者を選別して、フラストレーションをぶっつけてくる。

内部統制上の上司の権力というのは、より立場の強い者と折衝するために与えられている。

決して、部下や後輩をアゴで使うための力ではないはずだ。

しかしこういう手合いはなぜか勘違いをする。部下や後輩には何をしてもいい、何をやってもいいと増長するのだ。

私も前職では上長にそういう目に合わされた。私は男なので、セクハラの頻度は大変に低かったが、(それでも性差別的発言は何度も受けたが)私はきっちりと、その上長の上の上司にチクってやったことがある。

そういうこともあって、会社に居づらくなり辞めたが、若手がセクハラやパワハラで職を辞す羽目になって、老害やモラハラ野郎がぬくぬくと会社に残るような状況は、感情的には許しがたい。

いわば、「はあちゅうvs岸何某」はそんなサラリーマン・ビジネスマン諸氏のさながら代理戦争の側面もあったのではないか。

 

しかし一番悪いのは電通だ。

ここで、岸何某を仮想的・仮想上司・仮想セクハラモラハラ先輩として、ネットで血だるまにするのは簡単な話だ。

今の炎上をそのまま続けていれば、岸何某はそのまま焼死する。

しかしそれはそんなに社会的な意義の高いことなのだろうか。

世の、セクハラに悩む多くの女性が、この岸何某に怒りを覚えるのはよく理解できる。

上述したように、私も前職ではモラハラで無能な(おばはんもいたけど)上司にとてつもなく厭な目に合わされた経験があるので、岸何某を仮想的として憎む気持ちは一致している。

しかしそんな一時の感情によって、人をひとり殺しますか?怨みや憎しみで、人は幸せになれない。

この岸何某だって、元は普通の青年だったのかもしれないではないか。

それがこういうモラハラ男に変質したのは、とりもなおさず、D通という凶悪な会社のモラハラ・セクハラを企業文化まで昇華させたその異常性にあることは議論の余地はない。

いまだって是正されているのか疑問だが、当時のD通ではセクハラやモラハラは日常茶飯事というか、もはや企業文化である。ハラスメントしないで仕事はできなかった。

そんな企業に入って、一生懸命に仕事をすればするほど、その泥沼に沈みこんでいく。

そんな会社に入って、じゃあセクハラやモラハラ、パワハラにノータッチで生きてこられる人間が果たしてどれほどいたのか。

そういう側面から見ると、この岸何某も、そんな狂った企業文化の一種の被害者、という風にいうこともできるのではないかとも私には思えるのだ。

 

最後に1回だけ許してあげて欲しいという気持ち

本音か建て前かわからないが、岸何某ははあちゅうに対して、謝罪している。

むろん、謝罪すれば、全て丸く収まるなんて、生易しいことではない。

当事者の傷ついた心を考えれば、岸何某はそれ相応の処罰を受けるべきだろう。そして、それは社会的にほぼほぼ抹殺された今、もはやコンプリートしたのではないかと思う。

しかし、謝って、心を入れ替えて生きていけるかもしれない人間を骨も残さず殺してしまいますか?と私はネット世論や世のセクハラに悩む女性に聞いてみたい。

真に憎むべきは上に書いたように、先達の老害が作りあげてきた、D通や、Rクルートや、T海旅客鉄道などの大会社の異常な企業文化である。

この根元を根絶することなしに、真の解決はないでしょう。

この岸何某とかいう男を血祭りにあげて、一瞬は気持ちが晴れるのかもしれませんが、それでは根本的な解決にはならず、また第二、第三の被害者を出す危険性をそれらの企業は秘めているのです。

大企業の常識は世間の非常識。

そういう観点から、この事件を見てみれば、真の悪がどこにいるか、おのずと明らかになってくるでしょう。

【関連する過去エントリ】

●電通に存在意義はあるのか。

http://tamojun51.com/archives/48

●NHK過労死事件

http://tamojun51.com/archives/1303

●パワハラの温床「T海旅客鉄道」

http://tamojun51.com/archives/1389

●Rクルートがどれほど劣化しているか。

http://tamojun51.com/archives/1460

http://tamojun51.com/archives/1185

http://tamojun51.com/archives/1181

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