日本の政治家数は多すぎるのか(定数削減すべきなのか)検証する。

最近、とみに喧しい、「日本の政治家は多すぎるので、定数削減すべし」論をよく目にします。

確かに地方議員がカラ出張していたことなどが昨年など大変大きな話題になっていましたし、地方議員なんて本当に必要なのかよ、と感情的に感じるのは理解できる。

地方議員の仕事なんて、それこそ機械やITで自動化できるという意見があり、その点については私もアグリーです。

無駄が散見されるとは思います。

★ネット投票のメリット

http://tamojun51.com/archives/1313

★住民税関連の行政コストをリストラしたらいい。

http://tamojun51.com/archives/1034

しかし単純に定数削減していいものなのかどうか、各国の国会議員の数を比較して、検証してみます。

 

世界の国会議員数と総人口の比

国名 政治家数(2017)・人 総人口(2016)・百万人 人口百万人当たり政治家数・人
中国 2,949 1,383 2.1
イギリス 1,459 66 22.2
イタリア 950 61 15.7
フランス 925 65 14.3
インド 787 1,300 0.6
日本 717 127 5.6
エチオピア 700 91 7.7
ドイツ 699 82 8.5
北朝鮮 687 25 27.1
ロシア 620 143 4.3
スペイン 616 46 13.3
アメリカ 535 323 1.7
カナダ 435 36 12.0
スウェーデン 349 10 34.9
韓国 300 51 5.9

 

政治家数のデータは2016年のもの、総人口のデータは2017年のものを使用。

2016と2017にそれほどそんな大きな変化はないということで採用。

そして各国の人口100万人の中に政治家が何人いるかという数字を上記しています。

こうして見るとまず一番最初に驚くのが、スウェーデン。34.9人とかなり国会議員が多いのです。

メディアでもよく夢の国のように言われている国ですから、さぞかし議員数も少ないのかと思いきやそうでもない。

北朝鮮のような社会主義国が多いのは当然と思うが、中国が2.1人、韓国も5.9人とかなり少ない。

意外と議員数は絞られている。

日本はというと5.6人で韓国と同程度。議員数は相対的に見ると、かなり少ないのです。

イギリス、イタリア、フランスなど意外と国会議員が多い。

逆にインドは少なすぎる。0.6人ぽっち。

アメリカも少ないですが、アメリカは合衆国なので、それぞれの州議会議員を含めると、議員数はこんなものではないでしょう。

こうして国際相対的に見ると、日本の政治家数というのは、決して多くはない。

ひょっとするとちょうどいい人数だったりするのではないかと感じます。

 

しかし議員報酬は高い

しかし日本の議員報酬(歳費)は世界的に見て、高い。

単純に歳費だけを比較すると以下の通り。

日本 2,200万円
アメリカ 1,530万円
英国 970万円
ドイツ 1,130万円
カナダ 1,260万円
韓国 800万円

 

日本は歳費はもっと減らした方がいいのかもしれません。

日本は地方議員も報酬をもらい過ぎで、地方議員はもういっそボランティアを募ればいいという意見もあるようです。

事実、世界的には地方議員は無報酬も珍しくないということです。

議員年金とか言っている場合ではないでしょう。

★年金改革の必要性を訴える。

http://tamojun51.com/archives/1490

 

まず世襲議員がいけないのではないか

日本の衆議院議員はその3分の1が世襲議員です。

これは世界的に見て、明らかに多い。

★小泉ファミリー

http://tamojun51.com/archives/1123

世襲=無能、とまでは言いませんし、そもそも断定できませんが、現状、オヤジが代議士だと、息子もなりやすいというのは、カネや人脈のことを考えると周知の事実。

世襲議員をある程度、制限するべきだと、感じます。

しかし、他ならぬ、世襲で議員になれたような現在の国会議員が自分たちに不利な選挙制度を作るとはとても思えませんが。。

 

国会議員はもっと若返りを図るべき

これは日本だけに限らず、世界的に言えることですが、国会議員はジジイが多すぎると思いませんか?

私は思います。

ジジイがいけない、ということではありませんが、昨今のサイバーテロなどの増加を見ると、高齢議員がそれに対して、適切な処置を取れるかというと、かなり疑問視しています。

フランスのマクロンは39歳という若さで大統領。

メキシコの大統領エンリケ・ペーニャ・ニエトも51歳で比較的若い。

オーストリアの首相、セバスティアン・クルツはなんと31歳。

しかも、これらのトップはみんなイケメン。見栄えも良い。

今後のサイバーテロなどを考えると、国会運営は30-40代の若手が中心になって取り仕切っていくべきなのではないだろうか。

ジジイがいつまでも権力の座に居座っていると、今のような成熟国家には良い事がかなり少ないと考えている。

「勉強させてやる」という観点からも若手をどんどん当選させたほうが、長い目で見れば、全体最適に資するのではないでしょうか。

 

女性議員の数を増やす

日本は国際相対的に女性議員の数が少ない。

国会議員に占める女性議員の割合は11.6%で世界147位というお粗末な結果。

国会議員にジジイが多すぎる弊害でしょう。

韓国、北朝鮮ですら、16.3%ですから、これはきつい。日本人は恥ずべき。

全人口に占める男女比は半々なのだから、理想を言えば、国会議員も男女比を50:50にすべきでしょう。

それを妨げているのが、現在のジジイ中心の施政なのです。

スウェーデンは43.6%とかなり理想的な配分。

ドイツは36.9%、イタリア30.1%、カナダ28.2%、中国でさえ23.6%になっています。

日本の政治はジジイに依存しすぎ。

もちろん、施政者ばかりでなく、有権者の責任でもあります。

 

総括

日本の国会議員数自体はそうは多くないと私は考えています。

だからヒステリックに「定数削減せよ!」という声にはかなり懐疑的です。

しかし上記してきたように様々な問題点が山積している。

①歳費高すぎ問題。

②世襲議員多すぎ問題。

③政治家にジジイ多すぎ問題。

④政治家に女少なすぎ問題。

家父長制の封建的な政治体制が社会権を持って、運用されている現状は憂うべきでしょう。

逆に言えば、歳費を少なくし、世襲を制限し、(憲法違反なら改憲すればよい)若返りを図り、女性議員を増やせば、日本の政治はかなり良くなるのではないかと私は強く感じています。

ただし、それらの改正を取り仕切るのも、既得権益たる、現在の政治家というのが、ネック。

有権者ひとりひとりが、ガチで変えていくという気概を持たない事には、改善はないでしょう。

まずはネット投票を解禁して、若い人間の投票率を上げていくことからコツコツ始めたいものです。

日本の政治家数は多すぎるのか(定数削減すべきなのか)検証する。” に対して1件のコメントがあります。

  1. よう より:

    もっともっと国会議員を減らすべき。衆議院議員は小選挙区が多すぎる。
    せめて各都道府県で2~3人でいいと思います。比例代表も一切いりません。
    そうなったら議員報酬が減り、ますます景気が良くなるでしょうか。
    あと議会の最中にz-z-z-居眠りをしてるセンセイ方は即刻落選せよ。

    1. tamojun51 より:

      政治家や官僚は極限まで減らして、より小さな政府を目指すべきと思います。
      日本は世界相対的に政治家や官僚が少ないと言われてはいますが、民間の皮を被った政治家や官僚をカウントすると実は世界で最も政治家や官僚のようなただのコストセンターが多い国なのではないかと疑っています。

  2. 名無しさん より:

    女だから女性候補者に投票するなんてナンセンス
    女性議員だからって女性の為の政策やるとは限らないでしょ
    そこに男女は関係あるのかいささか疑問に感じる
    女性候補者が女性の社会何たらかんたら~って叫んでいるけど、それ言えば投票してくれるだろうって魂胆が見え見え
    女性の有権者はそんな甘ーーい言葉に騙されない

    1. tamojun51 より:

      まぁ理想論を言えば、社会の人口構成比と同じような構成比になるように政治家も調整すべきなんじゃないでしょうかね。
      なので、性的マイノリティの政治家も一定数いるのが健全かもしれません。
      いずれにせよ選挙でその属性いかんによらず、適合不適合を国民が見極めなければならないことに変わりはありません。

  3. 竹内 竜眞 より:

    明らかに議員の数が多い。問題は議員の質の問題で国会議員地方議員共に余りにも劣化が進んでいて全く税金の無駄遣いだと言える。各国の人口比に照らし合わせても論を待つまでもない。女性議員の数が少ないとよく声高に言うが、立法で女性を増やすというのは論外で志を高く持って自分の実力で立ち上がってくるのが本物の政治家になれる。国会中継を見ていても議員歳費がいいものだからけばけばしく化粧をし明らかに高級と思われる服装をしている女性議員のなんと多い事か。時のムードで当選し政策でも立案すればいいものを、その能力もなくやることと言ったら不倫ばかりしている盛りのついたメスども。この国は何時からこんなんになったのか?「衣食足りて礼節を知る」という言葉があるけれど、足りすぎると怠惰に走る誠に情けない限りである。自分の事しか考えない議員のなんと多い事か。それを選ぶ国民も劣化したと言えるのだが。確かに爺は多いかもしれないが、時代を見て生きてきたじじいの経験も又、大事な局面での判断のよすがとなることも一言添えておきたい。

    1. tamojun51 より:

      はい、当然、「高齢だからダメ」「若いからダメ」というのは明らかな年齢差別であり、すべきではないという認識です。
      ただ、いかんせん、政治家というと高齢に偏り過ぎているきらいがあり、それを問題提起しています。

      それゆえある程度のアファーマティヴアクション(若い人間や女性などが政治家になるハードルを下げる社会的な取り組み)は必要な局面はとっくの昔に来ているのでは?という問題認識があります。

      また人口も減少傾向にあるのだから、地方議員をはじめ、政治家も漸減させていくのがあるべき姿とも思いますね。

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