トランプに攻撃される製造業大国日本

昨日読んだ記事で、トランプ米大統領が新・悪の枢軸国に、「日本・メキシコ・中国」を抜擢したと書いてあって面白いな、と思った。

財務省が25日に発表した2016年貿易統計速報によると、1─12月の通年の貿易収支は4兆0741億円で、6年ぶりの黒字となった。輸出、輸入ともに減少する中で、原油安による輸入減がより大きく影響した。同時に発表した12月分は、中国向け輸出が過去最大となったことなどを背景に、輸出全体で15か月ぶりの増加に転じた。(ロイター通信より引用)

2016年は6年ぶりに貿易収支が黒字化したという事です。
それは主に原油安による輸入額の激減によるもの。

日本は福島原発事故以来、原発を止めているので、その分は化石燃料により、電力を供給しなければいけなくなりました。
それに伴い、
2011年に貿易赤字国に転落し、
2013年にOECD加盟国でアメリカに次ぐワースト2の貿易赤字になってしまいます。

しかし原油や液化天然ガス(LNG)が安くなっただけで突然4兆円もの黒字に。
どれだけ日本が発言を化石燃料に頼っているかという事が浮き彫りになる数字です。

しかし、工業国として日本は輸出の伸びも鈍化しているのは確か。
2014年の日本の得意先トップ3が以下の国々です。

1位 アメリカ 18.7%
2位 中国   18.3%
3位 EU    10.4%

これは今にも中国はアメリカを抜かんばかりの勢い。日本はかなり中国輸出に依存している面もあるという事です。

ただいつまでもアメリカ、中国の2大国ばかりでなく、最近はアジア各国も台頭してきました。韓国や台湾などです。
これはグローバル化の流れを受けて、精密さが求められるICチップや中枢デヴァイスは日本で作り、それを海外の生産現場に持っていき、現地の東南アジアなどの現地の労働力を使って輸出するという仕組みにより、組み立て地消費が進んだ影響です。

実はトランプはこれに対して怒っている。
トヨタとかホンダとか日産はキーデヴァイスを日本国内で作り、後は自動車のパーツなど単純なものはたとえばアメリカに近い、メキシコなどに組み立て工場を作り、現地の安い労働力で組み立てた後、アメリカに売りつけています。

日本の輸出品目ベスト3を見てください。(2014年)

1位 自動車     14.9%
2位 鉄鋼       5.4%
3位 半導体その他電子部品 5%

まあぶっちぎりで自動車輸出が多いわけです。
輸出総額が大体70兆円。その内15%が自動車なので、自動車輸出額は単純計算で、10.5兆円以上です。
日本は自動車だけで10・5兆円も稼いでいる超自動車輸出大国なわけです。

トランプはこれが気に入らない。
日本はアメリカにガンガン日本車を売って$を稼いでいる。
しかし、その組立などのアクセスしやすい雇用はメキシコなどでやっている。
日本とメキシコは結託して、アメリカを搾取しているから許せないという理屈です。

物言いは乱暴ですが、一理ないわけではない。
だからトランプはNAFTAやWTOの関税規制を全部破棄して、なんなら、メキシコに高い関税をかけ、メキシコ製の製品はアメリカでは売れないようにしたろうと言っている。
それが厭なら、日本はアメリカに売る自動車はアメリカで作り、雇用創出に貢献しろ、という単純明快な理屈なわけです。

ドイツだって自動車を輸出しているし、トヨタと同様BMWとかフォルクスワーゲンとか、メキシコで作っているんですが、それは不問に付しています。

なぜならトランプは「アングロサクソン至上主義者」だからです。
白人なら割と何をやっても寛容。逆に黒人、ムスリム、ヒスパニック、アジアンは、アングロサクソンより劣る民族だから、アメリカに隷属していろ、と。

分かりやすい差別主義者なわけですね。笑笑

というわけで、トランプが大統領の内は、日本の基幹産業である自動車産業の行く末はあまり明るくないと言えるでしょう。
日本は工業大国から、サーヴィス、金融業など、製造業に依存しない体質への転換を求められているわけです。

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