【ペッパーフードサービス】2017.9(3Q決算)

現代ビジネスというメディアに取り上げられていた記事。

●「いきなりステーキ」株価いきなり大高騰の理由。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53578

記事によると2016年末時点に600円前後だった株価が今では7000円超え。

およそ12倍のテンバガー。すごい勢いですね。「いきなり!ステーキ」

ペッパーの事業構成比はこちら。

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
ペッパーランチ 5,210 977 20.8%
レストラン 1,591 112 6.3%
いきなり!ステーキ 18,204 1,794 72.7%
商品販売 51 2 0.2%
調整 △ 1,200 0.0%

 

もう売上の大半(72.7%)はステーキ事業。

名前もペッパーではなく「いきなり!ステーキ」に変えたらいいのでは、と思うほど。

ステーキ事業の利益率は9.9%と善戦。

一方ペッパーランチの利益率は18.8%とかなり高い。

消費者にとってはどちらに行けばお得かというのはこの数字から明らかでしょう。

以下当社決算情報、定性情報は決算資料より。

単位は特筆なき場合全て百万円とする。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 25,058 1,686 949
前決算② 15,957 628 314
業績予想③ 33,485 2,185 1,246
YoY 9,101 1,058 635
57.0% 168.5% 202.2%
③-① 8,427 499 297
進捗率 74.8% 77.2% 76.2%

 

対前四半期増収(+9,101、+57.0%)、増益(+1,058、+168.5%)

すごい成長。特に営業利益の成長には目を見張る。

営業利益率は3.9%から6.7%へと2.8ポイントもアップ。

対業績予想進捗率は売上が若干ショートしているが、営業利益と最終利益は超過達成。

順調な消化具合でしょう。

 

当初業績予想から計算する各経営指標

当四半期末時点における決算パラメタは以下の通り。

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 2,185
有利子負債 当決算期末残高 2,143
現金預金 当決算期末残高 4,044
純資産 当決算期末残高 3,802
当期純利益 業績予測 1,246
総資産 当決算期末残高 13,491
発行済み株式数 当決算期末残高 20.016
支払利息 業績予測 12
減価償却費 業績予測 463
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 62
BPS 純資産÷発行済み株式数 190
株価 前日終値 7,170
予想配当金額 決算短信 15
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 300.242
時価総額 株価×発行済み株式数 143,516

 

総資産13,491、純資産3,802、自己資本比率28.2%と低い。

有利子負債2,143、D/Eレシオ0.56倍。高くはない。

流動資産6,692、流動比率49.6%とそこそこ。

ネットキャッシュが1,900、対総資産比率が14.1%とまあ適正なのではないでしょうか。

財務的には少し自己資本比率が低いのが気になる。

そこまでべらぼうに借金が多いわけでもないのに、この自己資本比率の低さである。

時価総額1,435億円。

以下計算結果。

各指標
ROE 自己資本利益率 32.77%
ROA 総資本利益率 9.24%
PER 株価収益率 115.18
PBR 株価純資産倍率 37.75
ROIC 投下資本利益率 23.65%
WACC 加重平均資本コスト 5.18%
EBITDA 減価償却前営業利益 2,648
FCF Free cash Flow 2,902
EV 企業価値 141,615
予想利回り 0.21%
配当性向 24.10%

 

ROE,ROAともにかなり良いスコア。原価率の高い外食業でこの数字はすごいのでは。

PER,PBRがともに凄まじい。高すぎでしょう。誰が買うんだろう。

ROICの数字も凄まじく良い。この数字は素直に素晴らしいでしょう。

EV/EBITDAは53.4倍と超割高。一体誰がどういう目論見で買っているのか。

配当利回りは良くないが、配当性向はそこそこに高い。それだけ株価のヴァリュエーションが高くなっている証拠である。

 

現状の進捗率から計算する各経営指標

現状の進捗率から業績予想パラメタを設定するとこちら。

修正業績予想 売上 営業利益 当期純利益
業績予想④ 33,411 2,248 1,265
④-③ △ 74 63 19

 

現状の業績予想と大きくは変わらない。売上はショートするが、利益は超過達成する見込み。

営業利益2,248、最終利益1,265の数字をパラメタとして、各経営指標を再計算するとこちら。

各指標
ROE 自己資本利益率 33.28%
ROA 総資本利益率 9.38%
PER 株価収益率 113.42
ROIC 投下資本利益率 24.34%
EBITDA 減価償却前営業利益 2,711
FCF Free cash Flow 2,943
配当性向 23.73%

 

最終利益良化に伴い、ROE,ROAも良くなる。

PERも多少改善されているが、それでもとんでもなく割高。

営業利益良化に伴い、ROICも更に良くなっている。

EV/EBITDAは52.2倍と多少割安にはなったものの、それでも滅茶苦茶に高い。

 

まとめ

経営指標の数字だけ見ると、絶好の売り時に来ていると思う。

私ならば即売るでしょう。

しかしそれでも買われるのはすごい。

まだまだ出店計画はあるのでしょうから、売上、利益ともに伸びる公算が高いと考えているのでしょうか。

しかし、外食産業は過熱するのも早ければ飽きられるのも早い傾向にある。

肉好きは一定数いるので、大きくは減らさないのかもしれないが、それでも現状の勢いをキープできるとは私にはとても思えないのです。

よってここまで期待値が高くなっているのは理解できないです。

あるいは私の予想は外れ、いきなり!ステーキはもっとスケールして、ヴァリュエーションに追い付いてくるのかもしれませんが、私はそう楽観はできないと考えるものです。

消費者として利用しておくにとどめるのが、今は無難ではないかと思います。

ビットコイン取引高日本一の仮想通貨取引所 coincheck bitcoin

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です