【岐阜造園】2017.9(本決算)

過去エントリ。

http://tamojun51.com/archives/1187(3Q決算)

造園緑化専業で唯一の上場会社。設計・施工・メンテの一貫体制、主要営業地盤は東海と関西。

造園緑化専業。そんなにスケールするような事業にも思えないのだが、なぜ上場しようと考えたのかはわからない。

上場できるほど、フロー成績やストック財務内容が良いならば、銀行やら何やらで資金調達できるのではないかと思うのだが。

上場するほどのスケールでもないと思うし。

しかしスモールIPOも良し悪し。

上場も宣伝効果や社会的な信用力を担保する効果もある。

以下決算情報、定性情報は当社決算資料より。

単位は特筆なき場合全て百万円とする。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 3,808 219 175
前決算② 4,054 348 285
業績予想③ 3,421 237 167
YoY △ 246 △ 129 △ 110
-6.1% -37.1% -38.6%
③-① △ 387 18 △ 8
YoY 89.8% 108.2% 95.4%

 

対前期減収(△246、△6.1%)、減益(△129、△37.1%)

厳しいマイナス成長。営業利益率は8.6%から5.8%へと2.8%もダウン。

資材費や人件費の高騰傾向を受け、ジリ貧。

労働集約型産業はなかなか厳しい。

来年度の計画数値は減収、増益を見込む。

減収だが増益。営業利益率は6.9%を見込む。

 

当決算数値における各経営指標

当決算における決算パラメタは以下の通り。

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 219
有利子負債 当決算期末残高 335
現金預金 当決算期末残高 1,702
純資産 当決算期末残高 2,324
当期純利益 決算短信 175
総資産 当決算期末残高 3,398
発行済み株式数 当決算期末残高 1.413
支払利息 決算短信 2
減価償却費 決算短信 17
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 124
BPS 純資産÷発行済み株式数 1,645
株価(円) 前日終値 1,193
配当金額 決算短信 35
配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 49.450
時価総額 株価×発行済み株式数 1,686

 

総資産3,398、純資産2,324、自己資本比率68.4%と結構高い。

有利子負債335、D/Eレシオ0.14倍とこちらは低い。

流動資産が2,438で流動比率71.8%とこちらも高い。

ネットキャッシュが1,368、対総資産比率が40.2%とかなり高い。

財務内容はかなり良い。カネ持ちすぎなくらい。

時価総額が16億円。小さい。

ここまで小さくて、上場する意味はあったのか。

以下計算結果。

各指標
ROE 自己資本利益率 7.53%
ROA 総資本利益率 5.15%
PER 株価収益率 9.63
PBR 株価純資産倍率 0.73
ROIC 投下資本利益率 5.30%
WACC 加重平均資本コスト 1.92%
EBITDA 減価償却前営業利益 236
FCF Free cash Flow 26
EV 企業価値 318
配当利回り 2.93%
配当性向 28.26%

 

ROE,ROAは飛びぬけて良いわけではないが、割と良いと思う。

PER,PBRも割安。結構お買い得?

ROICも滅茶苦茶良いとは言わないが、割と良い。

EV/EBITDAが1.3倍。かなり割安だ。

配当利回り、配当性向も良い。

割安銘柄には見える。

 

来年度業績予想から計算する各経営指標

来年度の業績予想パラメタは以下の通り。

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 237
当期純利益 決算短信 167
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 118
予想配当金額 決算短信 35
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 49.450

 

これを上記の決算期末時点のストックで計算した結果。

各指標
ROE 自己資本利益率 7.18%
ROA 総資本利益率 4.92%
PER 株価収益率 10.09
ROIC 投下資本利益率 5.74%
EBITDA 減価償却前営業利益 254
FCF Free cash Flow 131
EV 企業価値 318
配当利回り 2.93%
配当性向 29.61%

 

最終利益は減益予想なので、ROE,ROAは悪化。それでも悪くないスコアだとは思う。

PERも多少割高になってはいるが、それでもまだ安いだろう。

営業利益がポジティブになっている影響から、ROICも良化。

EV/EBITDAは1.2倍とこちらもより割安になっている。

配当利回り、配当性向も良い。

 

まとめ

時価総額16億円という小さい会社。ながら、財務内容は健全。(むしろ小さいから健全なのかもしれない)

経営指標、経営成績も良い。欲を言えば、もう少し営業利益率が高いと嬉しいが。

しかし全体的に規模は小さいでしょう。

東京オリンピック需要があると言われている建設業界ですが、その恩恵を被れるのかは勝負でしょうか。

相対的に結構割安銘柄として留め置かれているように見えますが、それはやはり事業内容ゆえなのかと思います。

造園・緑化事業が、今後スケールする将来への期待を、投資家が持てないでいることが一番大きな問題なのではないかという。

上場するということは、投資家に、成長を約束して株を買ってもらうと言うことを意味しているので、企業は成長を続ける、いばらの道を行かねばならない。

それがいきなりのマイナス成長ですから、「あーやっぱり造園なんてダメじゃん」と思われても仕方ないとは感覚的に思う。

今後は職人などの人手不足はますます顕著になってくるでしょうから、それは利益を圧迫してくるでしょう。

そのあたりの事業の定性状況を鑑みると、あまり楽観はできない銘柄だとは思いました。

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