【楽天】2017.9(3Q決算)

ネット通販で国内双璧。

Amazonに食われる食われると言われながらもしぶとく生き残っている。ご立派。

金融、旅行など総合路線に強み。

話題の社内英語公用化など。楽天モバイル(MVNO)は先行投資期。

事業構成比は以下の通り。

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
楽天市場等 482,722 83,181 71.4%
楽天証券等 243,759 53,222 36.0%
調整 -50,004 △ 16,241 -7.4%

 

インターネットサービスである楽天市場が大きな構成比。71.4%

楽天パンダがかわいくていい。Amazonに負けず、これからもがんばって欲しい。

しかしAmazonの方がUI,UXが良いのは紛れもない事実。

楽天市場はこれからもこのダサさで頑張って欲しい。

一方楽天金融はなかなかイカしている。

楽天銀行は一定の条件を満たせば、普通預金金利が0.1%と大手銀行の100倍お得。

https://www.rakuten-bank.co.jp/interest/details.html#anchor-02

なまじ大手銀行に預けるくらいならば、楽天銀行に預けた方が良い。

ハッピープログラムというのもある。

https://www.rakuten-bank.co.jp/happyprogram/

こちらも素晴らしい。

一定条件を満たせば、月間の振込手数料が3回まで無料。

ATM手数料も月、7回まで無料。という魅力的なサービス内容。

大手の銀行がどれほど手数料でカモる、クソビジネスかよくわかりますね。

また、楽天証券、楽天カードのシナジーも魅力。

市場アカウントと金融アカウントをテコに色々なインターネットサービスを展開している。

意外と侮れない会社です。

以下決算情報、定性情報は決算資料より。単位は特筆なき場合、全て百万円とする。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 676,477 120,162 72,647
前決算② 559,357 75,671 44,329
業績予想③ 901,969 160,216 96,863
YoY 117,120 44,491 28,318
20.9% 58.8% 63.9%
③-① 225,492 40,054 24,216
進捗率 75.0% 75.0% 75.0%

 

対前四半期増収(+117,120、+20.9%)、増益(+44,491、+58.8%)

これはすごい成長率。特に利益の伸びがすごい。

営業利益率は13.5%から17.8%へと4.3ポイントもアップしている。

当社は業績予想をリリースしていないので、私が進捗率から簡便計算。

しかし営業利益率17.8%は素直にご立派。

金融事業の利益率21.8%が効いているのです。

楽天市場等のインターネットサービスの利益率も17.2%くらいを堅持していますので、かなり良い商売をしている。

Amazonを向こうに回してかなりの健闘ぶりでしょう。

 

業績予想から計算する各経営指標

当四半期末時点における決算パラメタは以下の通り。

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 160,216
有利子負債 当決算期末残高 3,938,179
現金預金 当決算期末残高 641,815
純資産 当決算期末残高 651,006
当期純利益 業績予測 96,863
総資産 当決算期末残高 5,212,207
発行済み株式数 当決算期末残高 1,392.230
支払利息 業績予測 5,417
減価償却費 業績予測 52,019
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 70
BPS 純資産÷発行済み株式数 468
株価 前日終値 1,130
予想配当金額 決算短信 5
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 6,265.037
時価総額 株価×発行済み株式数 1,572,524

 

総資産5,212,207、純資産651,006、自己資本比率12.5%。。低い。

有利子負債3,938,179、D/Eレシオ6.05倍。滅茶苦茶高い。金融業をやっている影響が大きいのでしょう。

ネットキャッシュが△3,061,351と赤字。

財務内容はかなりつらそう。営業CFが回っている内は気づかないのだろうが、一旦受けに回れば、借金がボディブローのように体力と精神を蝕むことでしょう。

財政は改善しなくてはならない。

時価総額は1.5兆円。兆円企業なんですね。すごいです。

以下計算結果。

各指標
ROE 自己資本利益率 14.88%
ROA 総資本利益率 1.86%
PER 株価収益率 16.23
PBR 株価純資産倍率 2.42
ROIC 投下資本利益率 2.25%
WACC 加重平均資本コスト 0.21%
EBITDA 減価償却前営業利益 212,235
FCF Free cash Flow -14,031
EV 企業価値 4,868,888
予想利回り 0.40%
配当性向 6.47%

 

ROEはなかなか。しかしROAが低い。これは借金でレバレッジをかけて現金・金融資産を持ちすぎている事から、アセットが膨れ上がっていることが要因。

ただPER,PBRは意外なほど高くはない。これは意外なほどに。

ROICは良くないスコア。デットが大きすぎるでしょう。

EV/EBITDAは22.9倍とこちらも高い。お買い得とはとても言えない銘柄です。

配当利回り、配当性向も低い。決算の成績ほど、カネはないですから。

 

まとめ

消費者としては楽天市場、楽天金融、決して悪くない。というかむしろいい。

球団経営もしている。多角経営により、多事業でシナジーも効いている。

経営方針については意欲的でありあり。

しかしいかんせん財政状態が悪すぎる。

D/Eレシオ6倍超。EV/EBITDA22.9倍。FCF△14,031.。。

カネに余裕があるとは言えない懐事情。

成長率はすごい。Amazonと向こうを張って闘っていける器量もある。

しかし台所が痛んでいる事実は隠せない。

今後はレバレッジをかける投資を少しずつ、財政再建のリソースに傾けていくべきではないだろうか。

なんかこの財政を見てしまうと、楽天パンダを見る度に、ドキドキして落ち着かなくなってしまう自分がいます。

楽天パンダを安心させてほしいです。。

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