【イハラサイエンス】2017.9(2Q決算)

イハラサイエンス過去エントリ。

http://tamojun51.com/archives/1342(1Q決算)

産業用継ぎ手最大手、半導体向けに強み。

事業構成比は以下の通り。

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
半導体及び液晶製造装置関連 4,437 1,467 57.2%
油空圧配管用等 3,130 908 40.4%
その他 189 47 2.4%
全社費用 △ 964 0.0%

 

半導体・液晶製造装置関連と油空圧配管用継ぎ手やバルブ等が主業。

半導体・液晶関連の利益率が33.1%、継手やバルブ関連が29.0%と利益率が高い。

以下当社決算情報は決算資料より。特筆なき場合、単位は全て百万円とする。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 7,756 1,466 1,067
前決算② 6,372 1,071 712
業績予想③ 14,000 2,650 1,800
YoY 1,384 395 355
21.7% 36.9% 49.9%
③-① 6,244 1,184 733
進捗率 55.4% 55.3% 59.3%

 

対前四半期増収(+1,384、+21.7%)、増益(+395、+36.9%)

成長率が凄い。営業利益率も16.8%から18.9%へと2.1ポイントもアップしている。

利益率が高い。

対計画進捗率は売上、営業利益、最終利益ともに、全て順調にクリアしてきている。

申し分ない決算でしょう。

 

当初業績予想から計算する各経営指標

当四半期末時点における決算パラメタ。

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 2,650
有利子負債 当決算期末残高 3,628
現金預金 当決算期末残高 4,804
純資産 当決算期末残高 12,743
当期純利益 業績予測 1,800
総資産 当決算期末残高 20,189
発行済み株式数 当決算期末残高 10.222
支払利息 業績予測 12
減価償却費 業績予測 284
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 176
BPS 純資産÷発行済み株式数 1,247
株価 前日終値 2,067
予想配当金額 決算短信 32
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 327.107
時価総額 株価×発行済み株式数 21,129

 

総資産20,189、純資産12,743、自己資本比率63.1%と高い。

有利子負債3,628、D/Eレシオが0.28倍と低くてよい。

流動資産12,852、流動比率63.7%と高い。

ネットキャッシュが3,283、対総資産比率が16.3%となかなか。

財務的にはかなり健康。

時価総額が211億円。まだまだこれからの会社でしょう。

以下計算結果。

各指標
ROE 自己資本利益率 14.13%
ROA 総資本利益率 8.92%
PER 株価収益率 11.74
PBR 株価純資産倍率 1.66
ROIC 投下資本利益率 10.42%
WACC 加重平均資本コスト 2.05%
EBITDA 減価償却前営業利益 2,934
FCF Free cash Flow 854
EV 企業価値 19,953
予想利回り 1.55%
配当性向 18.17%

 

ROE,ROAはとても良いスコア。

PERもまだまだ割安で放置されていると言って良い。

ROICも10%を超えている。良いスコア。

EV/EBITDAは6.8倍とこちらも割安。

配当利回りもそこそこ良い。

このスコアだけ見ると、買わない理由がない。

 

進捗率から計算する各経営指標

現状の進捗率から業績予想パラメタを計算すると以下の通り。

修正業績予想 売上 営業利益 当期純利益
業績予想④ 15,512 2,932 2,134
④-③ 1,512 282 334

 

いずれも当初業績予想を上回る予想。

営業利益2,932、最終利益2,134の数字を用いて、各経営指標を再算出すると以下の通り。

各指標
ROE 自己資本利益率 16.75%
ROA 総資本利益率 10.57%
PER 株価収益率 9.90
ROIC 投下資本利益率 11.53%
EBITDA 減価償却前営業利益 3,216
FCF Free cash Flow 1,035
配当性向 15.33%

 

最終利益がポジティヴになったので、ROE,ROAそれぞれ良化。

PERもとうとう10倍台を割る。割安です。

営業利益がポジティヴなので、ROICも大きい。

EV/EBITDAは6.2倍と安い。

かなり良い銘柄だと思うのですが。。

 

まとめ

今後も産業用継ぎ手の需要がなくなるという事はない、堅実な事業でしょう。

現状のスコアだけを見ると、特に経営課題らしい経営課題は素人には分かりません。

つまり財務・経営数値的には非の打ちどころがない。

敢えて言うならば、営業利益率やROE,ROA,ROICがもう少し高いといいかな、とは思いますが、まあそれを言ったらキリがないでしょう。

あとは競合関係などでしょうか。

競争力を担保するためにも、研究開発費に投資をしなくてはいけないでしょう。

そういう長いスパンにおける中長期的な効果を狙って、するR&D投資でも、全額発生事業年度に費用計上しなくてはならず、その分、営業利益は目減りします。

営業利益率とR&D投資のバランスをどう取っていくのか、各社の経営判断はセンスに委ねられるところですが、当社はそこも悪くないバランスに見えます。

総じて、悪い所が何もない会社と言えるのでは?

あとは規模を拡大して、目指せ時価総額1,000億円でしょうか。

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