【スタートトゥディ】2017.9(2Q決算)

スタートトゥディ過去エントリ。

http://tamojun51.com/archives/1209(1Q決算)

http://tamojun51.com/archives/805(前期決算)

アパレルサイト「ZOZOTOWN」運営。

目下日本のテック系企業ナンバー1の成長株。

昨日、2Qの決算が発表されたので、素人分析。

決算情報、定性情報は当社決算資料より。

単位は得日なき場合、全て百万円とする。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 42,694 13,831 9,551
前決算② 31,566 10,588 8,059
業績予想③ 100,000 32,000 22,200
YoY 11,128 3,243 1,492
35.3% 30.6% 18.5%
③-① 57,306 18,169 12,649
進捗率 42.7% 43.2% 43.0%

 

対前四半期増収(+11,128、+35.3%)、増益(+3,243、+30.6%)

凄い成長率。しかし営業利益率は33.5%から32.4%へと1.1ポイントダウン。

それでも32.4%の営業利益率は凄まじい。業績予想の営業利益率は32.0%

対計画数値の進捗率では、軒並みショートしている。

これだけの成長率でもショートしてしまう計画という事でかなり意欲的な計画だったようだ。

ただ現時点で、計画をショートしているのは確か。業績予想の下方修正はなし。

冬の方が、洋服とかよく売れるというのはあるでしょう。10-12月期は書き入れ時。

勝負は3Qでしょう。

 

当初業績予想から計算する各経営指標

当四半期末時点における決算パラメタ。

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 32,000
有利子負債 当決算期末残高 0
現金預金 当決算期末残高 21,152
純資産 当決算期末残高 34,094
当期純利益 業績予測 22,200
総資産 当決算期末残高 57,967
発行済み株式数 当決算期末残高 311.644
支払利息 業績予測 0
減価償却費 業績予測 1,042
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 71
BPS 純資産÷発行済み株式数 109
株価 前日終値 3,380
予想配当金額 決算短信 29
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 9,037.684
時価総額 株価×発行済み株式数 1,053,358

 

総資産57,967、純資産34,094、自己資本比率58.8%、高い。

有利子負債はなし。

流動資産は46,361、流動比率は80.0%とかなり高い。

そもそも借金がないので、財務的には何の問題もなく安定している。

ネットキャッシュが21,152、対総資産比率が36.5%、高い。

時価総額1兆円超え。

以下計算結果。

各指標
ROE 自己資本利益率 65.11%
ROA 総資本利益率 38.30%
PER 株価収益率 47.45
PBR 株価純資産倍率 30.90
ROIC 投下資本利益率 60.41%
WACC 加重平均資本コスト 26.51%
EBITDA 減価償却前営業利益 33,042
FCF Free cash Flow 18,740
EV 企業価値 1,032,206
予想利回り 0.86%
配当性向 40.71%

 

ROE,ROAのスコアが凄まじい。

それだけにPER,PBRも割高感はあります。

そして何より素晴らしいのが、このROICですね。高すぎでしょう。

かなりの資本効率の良さ。日本のカネは銀行ではなくスタートトゥディに預ければ、すぐさま恐ろしい好景気に見舞われるのではないでしょうか。

若社長のカネの使い方もダイナミック。デフレの日本の救世主かもしれない。

EV/EBITDAは31.2倍と決して安くはない。

配当利回りは大きくないが、配当性向は40%超えというのもご立派です。

 

進捗率から計算する各経営指標

現状の進捗率から業績予想パラメタを計算し直すと以下の通り。

修正業績予想 売上 営業利益 当期純利益
業績予想④ 85,388 27,662 19,102
④-③ △ 14,612 △ 4,338 △ 3,098

 

立派な数字ですが、当初の計画と比較するとショート。

営業利益27,662、最終利益19,102、で各経営指標を再算出すると以下の通り。

各指標
ROE 自己資本利益率 56.03%
ROA 総資本利益率 32.95%
PER 株価収益率 55.14
ROIC 投下資本利益率 52.22%
EBITDA 減価償却前営業利益 28,704
FCF Free cash Flow 15,948
配当性向 47.31%

 

最終利益がネガティヴになるので、ROE,ROAは減退。

しかし減退してもこの数字は恐ろしい。

PERも恐ろしい数字ですが。。

営業利益もネガティヴですが、それでもROICは凄まじい。

EV/EBITDAは35.9倍。高い。

配当性向もかなり高くなってくる。

 

まとめ

業績予想が意欲的過ぎて、成長率がいささかかすむかもしれませんが、この会社ならやってくれるだろう、という安心感はあります。

計画をショートしても、この数字ですから、資本効率は凄まじい。

配当はしなくてもよいので、ガンガンM&Aかけてくれればいい、とまで思ってしまうほどのカネ使いの上手さです。

カネが余ったら、自社株買いでもして還元してくれればいいでしょう。

オリジナルブランド(PB)のリリースや送料一律200円とか面白い試みで、広告宣伝広報も社長が自ら如才なくこなしていますし、まだまだのびしろがあると私は考えています。

とにかく若社長のカネの使い方がいい。

高い絵画を買ったり、千葉マリンスタジアムのネーミングライツを買ったり。

こういう景気よく稼いだカネを使う、という会社がもっと日本に増えてくれば、低成長を脱する事ができるような気もします。

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