【エムスリー】2017.6(1Q決算)

過去にも記事を上げましたが、http://tamojun51.com/archives/1139

2Qの決算も迫っているので、もう少し詳細に分析。

ソニー持分33.9%でソニーの関連会社。ソニーの孝行息子。

医療従事者向け情報サイトで製薬会社の情報提供支援。

治験、医療関係キャリア、医療関係M&Aなどで分野開拓中。

事業構成比はこちら。

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
メディカルPF 6,327 3,364 28.9%
エビデンスソリューション 5,393 1,183 24.7%
キャリアソリューション 3,433 1,447 15.7%
海外 5,380 767 24.6%
その他 1,342 208 6.1%
調整 717 0.0%

 

その事業も調子が良さそうだが、やはり主業はメディカルプラットフォーム。

構成比28.9%で、利益率はなんと脅威の53.2%

キャリアソリューションも利益率42.1%とお化け数字。すごい会社ではある。

以下当社の決算情報、定性情報は決算資料より。

単位は特筆なき場合、全て百万円とする。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 21,874 7,686 4,728
前決算② 18,057 6,202 3,429
業績予想③ 90,000 29,000 18,500
YoY 3,817 1,484 1,299
21.1% 23.9% 37.9%
③-① 68,126 21,314 13,772
進捗率 24.3% 26.5% 25.6%

 

対前四半期増収(+3,817、+21.1%)、増益(+1,484、+23.9%)

すごい成長。営業利益率も、34.3%から35.1%へと0.8ポイントアップ。まだ上がるか、という感じ。

対計画進捗率は売上こそ24.3%と若干ショートしているが、営業利益と最終利益は難なくクリア。

これだけ成長しているのに、ショートしてしまう売上なので、かなり意欲的な計画数値と言えそうです。

 

当初業績予想から計算する各経営指標

以下、当四半期末時点の決算パラメタ。

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 29,000
有利子負債 当決算期末残高 0
現金預金 当決算期末残高 21,106
純資産 当決算期末残高 70,223
当期純利益 業績予測 18,500
総資産 当決算期末残高 93,926
発行済み株式数 当決算期末残高 323.774
支払利息 業績予測 0
減価償却費 業績予測 1,068
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 57
BPS 純資産÷発行済み株式数 217
株価 前日終値 3,260
予想配当金額 決算短信 10
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 3,237.735
時価総額 株価×発行済み株式数 1,055,502

 

総資産93,926、純資産70,223、自己資本比率は74.8%、高い。

有利子負債はなし。D/Eレシオはゼロ。

流動資産42,142、流動比率44.9%と意外と流動比率は低い。

固定資産にはのれんが31,277計上されている影響。償却してこなしていけば、よりアセットは減少して身軽な会社になるでしょう。

時価総額1兆円超え。すごい財政状態だ。

以下計算結果。

各指標
ROE 自己資本利益率 26.34%
ROA 総資本利益率 19.70%
PER 株価収益率 57.05
PBR 株価純資産倍率 15.03
ROIC 投下資本利益率 26.58%
WACC 加重平均資本コスト 4.61%
EBITDA 減価償却前営業利益 30,068
FCF Free cash Flow 22,743
EV 企業価値 1,034,396
予想利回り 0.31%
配当性向 17.50%

 

ROE,ROAともにかなり良いスコア。

そしてこれだけの会社だけに期待値も大きく、PER,PBRはとんでもなく高い。割高でしょう。

ROIC>WACC,ROICも高い。すさまじい稼ぐ力。

EV/EBITDAは34.4倍。べらぼうに高い。割高。

FCF227億円。カネも余っているのか。M&Aとかバンバンやれる。

割高なだけに配当利回りも低い。利益が凄すぎるので、配当性向はそこそこ。

めっちゃいい会社だけにめっちゃ高いという市場原理的には当然の帰結になっています。

 

進捗率から計算する各経営指標

現状の進捗率から業績予想パラメタを計算し直すと以下の通り。

修正業績予想 売上 営業利益 当期純利益
業績予想④ 87,496 30,744 18,912
④-③ △ 2,504 1,744 412

 

売上はショートするが、営業利益、最終利益は更に伸長。

営業利益30,744、最終利益18,912をパラメタとして、各経営指標を再計算してみると。

各指標
ROE 自己資本利益率 26.93%
ROA 総資本利益率 20.13%
PER 株価収益率 55.81
ROIC 投下資本利益率 28.18%
EBITDA 減価償却前営業利益 31,812
FCF Free cash Flow 23,866
配当性向 17.12%

 

最終利益はポジティブになったので、当然ROE,ROAが良くなる。

PERも多少割高感は是正。いや、くそ高いな。

営業利益もポジティブなので、ROICも大きくなる。

EV/EBITDAは32.5倍。それでもめっちゃ高い。割高。

FCF238億円。唸りを上げるカネ。

上記してきたように経営成績も財政状態も非のつけようのない超優良企業。

ですから当然、超割高です。

この会社の株は喉から手が出るほど欲しいのですが、この高さは。。

ファンダメンタルズ投資の原則違反となってしまいます。なので涙を呑んで、ぐっと我慢の子。

次の決算発表でまたハネる可能性が高いのではないかと思います。

私は自分で計算したスコアに依拠するというルールがあるので、買えないですが、医療分野の合理化革命に資金を投じたい人は投資もいいのではないかと思います。

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