【アイスタイル】2017.6(本決算)

20~30代の主に女性向けの美容関連情報サイト「アットコスメ」運営が主軸。

http://www.cosme.net/

広告販売や小売など。

事業構成比は以下の通り。

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
アットコスメ 6,840 2,551 36.2%
小売 8,784 229 46.5%
国外 2,959 133 15.7%
その他 304 39 1.6%
調整 △ 1,487 0.0%

 

アットコスメ収益が36.2%と2番手だが、利益率は37.3%とダントツ。

すごい利益率。

小売は原価がかさむのか、利益率2.6%ぽっち。甘くない。

アットコスメだけやっていられれば利益の高いいい商売。

以下当社決算情報、定性情報は決算資料より。

単位は特筆なき場合全て百万円とする。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 18,888 1,465 1,076
前決算② 14,282 1,751 1,274
業績予想③ 26,600 2,000 1,150
YoY 4,606 △ 286 △ 198
32.3% -16.3% -15.5%
③-① 7,712 535 74
YoY 140.8% 136.5% 106.9%

 

対前期増収(+4,606、+32.3%)、減益(△286、△16.3%)

営業利益率も前期の12.3%から7.8%へと4.5ポイントもダウン。

小売事業の構成比が増えたからでしょう。小売事業の利益率はもう少し何とかしたいところか。

次年度の計画比では売上140.8%、営業利益136.5%、最終利益106.9%となかなか意欲的な計画に見えるがどうか。

 

当決算における各経営指標

以下当決算における決算パラメタ。

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 1,465
有利子負債 当決算期末残高 3,918
現金預金 当決算期末残高 6,169
純資産 当決算期末残高 11,013
当期純利益 決算短信 1,076
総資産 当決算期末残高 18,141
発行済み株式数 当決算期末残高 65.852
支払利息 決算短信 15
減価償却費 決算短信 438
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 16
BPS 純資産÷発行済み株式数 167
株価 前日終値 697
配当金額 決算短信 1
配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 32.926
時価総額 株価×発行済み株式数 45,899

 

総資産18,141、純資産11,013、自己資本比率60.7%となかなか高い。

有利子負債3,918、D/Eレシオが0.36倍と低い。

流動資産12,567、流動比率69.3%と高い。

固定資産5,574、固定比率30.7%

財務的にはかなり優秀なスコア。

時価総額は458億円にも上る。結構大きな会社だった。

以下計算結果。

各指標
ROE 自己資本利益率 9.77%
ROA 総資本利益率 5.93%
PER 株価収益率 42.66
PBR 株価純資産倍率 4.17
ROIC 投下資本利益率 6.31%
WACC 加重平均資本コスト 0.29%
EBITDA 減価償却前営業利益 1,903
FCF Free cash Flow -2,709
EV 企業価値 43,648
配当利回り 0.07%
配当性向 3.06%

 

ROE,ROAは及第点ギリギリといったところか。

PERはかなり割高。

ROIC>WACC,ROICのスコアも少しさみしい。

EV/EBITDAは22.9倍。かなり割高。

FCFは-27億円。先行投資がかさむ。

配当利回りと配当性向は低い。まだまだ成長途上なのだから仕方ないでしょう。

配当出すだけ立派。

しかしべた褒めできる成績ではない。

 

業績予想から計算する各経営指標

次年度の業績予想から引っ張ってきた決算パラメタはこちら。

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 2,000
当期純利益 決算短信 1,150
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 17
予想配当金額 決算短信 1
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 32.926

 

ストックは当決算残高を据え置いて計算する各経営指標は以下の通り。

各指標
ROE 自己資本利益率 10.44%
ROA 総資本利益率 6.34%
PER 株価収益率 39.91
ROIC 投下資本利益率 8.62%
EBITDA 減価償却前営業利益 2,438
FCF Free cash Flow 906
EV 企業価値 43,648
配当利回り 0.07%
配当性向 2.86%

 

最終利益は改善されたので、ROEとROAは当然良くなる。なかなかのスコア。

PERの割高感も多少は是正されている。

営業利益も上がったので、ROICも少し見栄えが良くなった。

EV/EBITDAは17.9倍とまだまだ高いがこちらも割高感は緩和されている。

FCFが9億円。

配当利回りと配当性向は低い。上記した通り、まだ会社黎明期だから仕方ない面がある。

と上記してきた通り、現状は割高感は否めない。

エクイティとアセット、デットも決して大きいわけではないから、今後はどう利益率を上げて行くかというのが課題だろうか。

「アットコスメ」の利益率はとても良いので、小売やグローバル市場などの利益率をどう上げて行くか、あるいは別の利益軸を創出するのか。

そこらへんが経営課題なんではないかと感じました。

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