【HOYA】2017.6(1Q決算)

眼鏡レンズ、半導体用マスク基盤に強い。

内視鏡事業も育成。

2014年にセイコーの眼鏡販社を買収。

眼鏡レンズはアメリカやアジアなどで伸びている。

眼内レンズも好調。

事業構成比は以下の通り。

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
ライフケア 82,815 14,082 65.1%
情報・通信 43,589 16,668 34.3%
その他 1,209 186 1.0%
調整 -454 △ 388 -0.4%

 

眼鏡が大きいシェア。65.1%、利益率も17.0%と高い。

また、エレクトロニクス関連や映像関連も強い。

半導体用マスクブランクス、液晶用フォトマスク、ハードディスク用ガラスサブストレートやカメラ向けなど好調。利益率はかなり高く、38.2%にも及ぶ。

以下当社決算情報、定性情報については決算資料より。

単位は特筆なき場合、全て百万円とする。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 127,158 30,548 25,119
前決算② 115,165 22,274 17,908
業績予想③ 516,000 118,000 95,000
YoY 11,993 8,274 7,211
10.4% 37.1% 40.3%
③-① 388,842 87,452 69,881
進捗率 24.6% 25.9% 26.4%

 

対前四半期増収(+11,993、+10.4%)、増益(+8,274、+37.1%)

営業利益の成長はすごい。眼鏡もさることながら、スマホ向けなどが伸長。

利益率も19.3%から24.0%へと4.7%もアップしている。

計画数値については、当社のリリースしている半期の計画を単純に2倍させている。

当社は通期の見込み数値は第三四半期リリースと同じタイミングで出しているから。

しかし第三四半期なら、どの会社だって、ある程度精緻な見積もりは出せるので、もっと早く通期の計画数値を出して欲しいとは思うが。

その擬似的な対計画の進捗率は売上が24.6%、営業利益25.9%、最終利益26.4%と利益は順調にクリアしている。

 

業績予想から計算した各経営指標

下の決算パラメタから、各経営指標を算出する。

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 118,000
有利子負債 当決算期末残高 37,412
現金預金 当決算期末残高 304,183
純資産 当決算期末残高 523,740
当期純利益 業績予測 95,000
総資産 当決算期末残高 665,762
発行済み株式数 当決算期末残高 389.780
支払利息 業績予測 1,040
減価償却費 業績予測 29,276
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 244
BPS 純資産÷発行済み株式数 1,344
株価 前日終値 6,149
予想配当金額 決算短信 75
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 29,233.494
時価総額 株価×発行済み株式数 2,396,757

 

総資産665,762、純資産523,740、自己資本比率が78.7%とかなり高い。

有利子負債37,412、D/Eレシオは0.58倍とかなり低い。

流動資産502,971、流動比率75.5%

固定資産162,791、固定比率24.5%

財務状態がかなり良い。

時価総額が2.3兆円。規模が大きい。ここまで大きい会社とは思いませんでした。

以下計算結果。

各指標
ROE 自己資本利益率 18.14%
ROA 総資本利益率 14.27%
PER 株価収益率 25.23
PBR 株価純資産倍率 4.58
ROIC 投下資本利益率 13.53%
WACC 加重平均資本コスト 5.33%
EBITDA 減価償却前営業利益 147,276
FCF Free cash Flow 103,344
EV 企業価値 2,129,986
予想利回り 1.22%
配当性向 30.77%

 

アセット、エクイティが大きい割には、ROE,ROA共に良いスコア。

PER,PBRも安くはないが、べらぼうに高いわけでもない。

ROIC>WACC,ROICもかなり優秀な数字。配当性向が30%超えなので、WACCが少し大きい。

EV/EBITDAは14.4倍。割高。時価総額と比べると、少し稼ぐ力が足りない。それだけ時価総額が大きいという事。

FCF1,033億円。カネはある。

配当利回り1.22%、銀行に預けておくよりはよほどいい。

 

進捗率から計算した各経営指標

現状の進捗率から、決算パラメタを計算すると以下の通り。

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
業績予想④ 508,632 122,192 100,476
④-③ △ 7,368 4,192 5,476

 

売上はショートするが、利益は大きく成長。

この営業利益、最終利益を入力して、各経営指標を再算出したものがこちら。

各指標
ROE 自己資本利益率 19.18%
ROA 総資本利益率 15.09%
PER 株価収益率 23.85
ROIC 投下資本利益率 14.01%
EBITDA 減価償却前営業利益 151,468
FCF Free cash Flow 106,042
配当性向 29.10%

 

最終利益改善でROE,ROAがより良いスコアになる。

PERも多少割高に。

営業利益が大きくなったので、ROICも改善。15%の大台が目前に。

EV/EBITDAは14倍とまだまだ割高。

配当性向は30%を割り込むがそれでも高い。

こうして見てみるとHOYAという会社はかなり良い会社である事が分かりました。

現状は少し割高か、という気もしますが、高い利益率や安定した財務内容を鑑みれば、それも当然でしょう。

鉄道系とか銀行系とかの超低成長株を買うなら、こっちを買うべきだと、私は思う。

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