【アカツキ】2017.6(1Q決算)

ソーシャルゲーム企画・開発。

海外30か国以上で展開。ゲーム以外の新領域参入も模索。

「ドラゴンボールZドッカンバトル」や「八月のシンデレラナイン」等、タイトル好調。

9/14付で、東証一部上場に市場変更。

以下当社の決算情報、定性情報は決算資料より。特筆なき場合、単位は百万円とする。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 営業CF
当決算① 4,454 2,203
前決算② 1,824 744
業績予想③ 17,000 6,800
YoY 2,630 1,459 0
成長率 144.2% 196.1% #DIV/0!
③-① 12,546 4,597
進捗率 26.2% 32.4%

 

対前四半期増収(+2,630、+144.2%)、増益(+1,459、+196.1%)

すごい成長を遂げる。とりわけ営業利益の成長率がすごい。およそ2倍にまで成長している。

営業利益率も40.8%から49.5%へと8.7ポイントもの大躍進。

対計画進捗率も売上が26.2%、営業利益が32.4%と超過達成中。

これは早めの上方修正あるか。とにかく絶好調。

 

各指標

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 会社業績予想 6,800
有利子負債 当決算期末残高 3,529
純資産 当決算期末残高 12,213
当期純利益 会社業績予想 4,800
総資産 当決算期末残高 17,568
発行済み株式数 当決算期末残高 13.602
支払利息 会社業績予想 12
減価償却費 会社業績予想 550
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 353
BPS 純資産÷発行済み株式数 898
株価 前日終値 8,900
予想配当金額 決算短信 0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 0.000
時価総額 株価×発行済み株式数 121,055

 

総資産17,568、純資産12,213、自己資本比率は69.5%

時価総額も1,200億円を超えている。

いかにもゲーム会社という感じの利益率とか資産状況ですが、既存タイトルの賞味期限などは気になります。

どこまで成長を維持できるのか。

上記パラメタを入力して、下記の算出結果を導いている。

各指標
ROE 自己資本利益率 39.30%
ROA 総資本利益率 27.32%
PER 株価収益率 25.22
PBR 株価純資産倍率 9.91
ROIC 投下資本利益率 27.80%
WACC 加重平均資本コスト 0.05%
EBITDA 減価償却前営業利益 7,350
FCF Free cash Flow 3,671
予想利回り 0.00%
配当性向 0.00%

 

ROE,ROA共にすごいスコアです。1Qの進捗具合を見ると、当期純利益はまだまだ跳ねそうな感じですから、もっとスコア良くなる可能性はある。ただ意外と現預金が多いので、どう使うのかは見物。

PER,PBR共に割安感はない。しかしまだまだ騰がりそうな予感はする。やはり東証一部上場変更のリリースが大きく効いてますね。ただ既存タイトルだけでどこまで持つのかは謎。

ROIC>WACC,ROICもかなりいいスコアではある。意外と借金が多いが、低金利が幸いしている。また、配当をしていないため、WACCのスコアも低い。ちょっとくらいなら配当余力がありそうな現預金に見えるが、まだまだ投資計画があるのでしょう。

EBITDA,FCF30億円程度の投資余力。意外と少ない印象。売掛債権の増加が足を引っ張っている。ソシャゲ会社の売掛債権ってなんだろう。

利回り、配当性向は配当しないので当然ゼロ。

昨年の3月、上場したばかりなので、当然と言えば当然でしょう。会社もできてまだ7年しか経っていないので、市場は暖かく見守ってあげたらいいと思います。

一方で東海旅客鉄道http://tamojun51.com/archives/1155という会社の配当性向はあれだけ儲かっている老舗なのにもかかわらずたったの8%

この配当性向は本当に酷いですね。アカツキのような新興企業なら仕方ないにしても、ただの規制ビジネスで荒稼ぎしている会社が、投資家に還元する気はさらさらない、と放言しているに等しいです。

電力とか、通信とかは自由化が進んでいますが、交通は自由化を進めづらいのが難点です。

しかし、日本経済の為には、こういう既得権益を恣にして、暴利を貪る、国土交通省の出先機関をもう少しコントロールしないといけないと常々考えています。

 

まとめ

アカツキ、確かに今は既存タイトルが跳ねているので、絶好調。

しかしこれがいつまで持つのか。スマホゲームの賞味期限の足は速い。

そもそも私はパッケージゲームで育った世代で、スマホのソシャゲというものがあまり好きではない。

みんな横並び。とりあえず無料でダウンロードさせて、あとは強いキャラや武器を入手するために課金させるという人の射幸心を煽るビジネスです。

買い切りのパッケージゲームで子供たちにゲームを楽しんでもらおうとする任天堂の経営理念には遠く及ばないと考えています。

次々と売れるゲームを作り続けるのは困難でしょう。普通息切れします。

また昨今のソシャゲ業界の血で血を洗う過当競争において、多産多死してきたゲームタイトルたちを見ていると、ソシャゲだけで10年20年生きていくのはおよそ不可能と思わされます。

当社自身も課題としている、ゲーム以外の分野における収益の柱を確立させる事が喫緊の課題と言えましょう。

資金的に余裕のある今のうちに、それら新機軸を打ち出せるのか、にかかっていると思いました。

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