【ナラサキ産業】2017.6(1Q決算)

北海道地盤。東証二部上場銘柄。

三菱電機代理店業務が柱。

農業設備・燃料・建設資材・港湾作業・建機等々多角経営。

事業構成比は以下の通り。

セグメント 構成比
電機 28.1%
機械 12.4%
建材・燃料 37.2%
海運 19.5%
建設機械 2.6%

 

建材・燃料シェアが大きい。土木資材における道路・橋梁資材等の受け渡しが順調に推移。

以下決算情報及び定性情報は当社決算資料より。単位は特筆なき場合百万円とする。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 営業CF
当四半期① 21,296 288
前四半期② 19,197 31
通年計画③ 100,000 2,300
①-② 2,099 257 0
成長率 10.9% 829.0% #DIV/0!
③-① 78,704 2,012
進捗率 21.3% 12.5%

 

対前四半期において増収(+2,099、+10.9%)、増益(+257、+829.0%)

営業利益率は0.2%から1.4%へと1.2ポイントも改善された。

しかしいかんせん営業利益率が低い。5%くらいは欲しい。。

対計画進捗率は、売上が21.3%、営業利益が12.5%

どちらも進捗は捗々しくない。厳しい。

特に営業利益の進捗率12.5%は厳しい。業績予測の確度が低いのではないかと疑われても仕方ないのではないでしょうか。

巻き返しなるか。当期以降の決算には注目。

 

各指標

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 会社業績予想 2,300
有利子負債 当決算期末残高 5,219
純資産 当決算期末残高 12,752
当期純利益 会社業績予想 1,350
総資産 当決算期末残高 43,559
発行済み株式数 当決算期末残高 26.628
支払利息 会社業績予想 96
減価償却費 会社業績予想 134
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 51
BPS 純資産÷発行済み株式数 479
株価 前日終値 332
予想配当金額 決算短信 10
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 266.280
時価総額 株価×発行済み株式数 8,840

 

時価総額88億円。現状そこまで相対的に大きい会社というわけではない。

事業の性格的にも、今後、スケールするのかどうか、素人の私にはわからない。

上記の事業パラメタを入力して、各経営指標を算出した結果がこちら。

各指標
ROE 自己資本利益率 10.59%
ROA 総資本利益率 3.10%
PER 株価収益率 6.55
PBR 株価純資産倍率 0.69
ROIC 投下資本利益率 8.24%
WACC 加重平均資本コスト 1.83%
EBITDA 減価償却前営業利益 2,434
FCF Free cash Flow 2,374
予想利回り 3.01%
配当性向 19.72%

 

ROEが10%超えで大健闘。意外にいいスコア。ROAももう少しで4%の大台に乗りそう。

PER、PBR共に割安のスコア。卸売業って今後のインターネットによって、製造業と小売が直で繋がっていくことから、衰退していくのではないかと個人的には考えているのですが、それにしても嫌われたものだなあ、というくらい割安のスコアですね。

ROIC>WACC。ROICのスコアも意外に高くて少し意外。業態はともかく資本コストを有効利用する経営は巧みなのかもしれない。

EBITDAとFCFは似たような金額に収斂。23億円くらいは資金的余裕がある。でも卸売業って何に投資するんですかね。従業員にボーナスでもはずんであげるのかな。

利回り3%超えはご立派。しかし配当性向は少し低めだろうか。ただそれでも20%近くの配当性向は実現されている。

何度も引き合いに出してしまいますが、私の知っている企業で儲かっているのに配当を極力切り詰めている企業は東海旅客鉄道http://tamojun51.com/archives/1155

なんと配当性向が8%とかそんなスコアです。きっと資本主義というものが何なのか、経営者はよく理解していないのだと思います。

東海旅客鉄道に投資するくらいならば、こういう貧しくとも頑張っている会社の株を買って応援してあげたくはなろうというのが人情です。

 

理論株価

理論株価=妥当PER×妥当EPS

妥当PERは卸売業の業界平均PERである15.0倍を利用。

妥当EPSは当社の業績予想の当期純利益を当四半期末時点の発行済み株式数で乗じて算出するものとする。

その結果。

理論株価
業界PER*EPS 760.48 業界PERは日本取引所HPより

 

現状の株価が332円なので、かなり割安で放置されている事になります。

ただ、妥当EPS51円は当期の業績予想通りに推移すれば、という前提付きです。

当四半期の純利益を仮に4倍したものを当期純利益として理論株価を計算しなおすと、

192×4=768⇒768÷26.628=28.84(EPS)

28.84×15.0=432.6円。

理論株価は432.6円となりました。

それでも現状は割安で放置という事です。が、大きくスケールするのかなあ、という期待値の低さが現状の割安の原因のようには思います。

利回り3%ですから、銀行に預けておくくらいならば、こういう企業に少額でもいいから投資する方がいいのではないか、というレベルでしょうか。

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