【セブン&アイ・ホールディングス】2017.5(1Q決算)

国内2位の流通コングロマリット。1位はイオン。

アラサーのミレニアル世代である私が日常的によく使うのは、セブンイレブンとまいばすけっとですから、この小売業のワンツーフィニッシュには頷ける。実感がある。

過去記事⇒http://tamojun51.com/archives/822

ご存じ、セブンイレブン。コンビニがコア事業。逆にGMSと百貨店は冴えない。再建中です。

事業シェアは以下の通り。

セグメント 構成比
コンビニ 41.9%
GMS 35.2%
百貨店 12.3%
金融 2.8%
専門店 7.4%
その他 0.1%

 

コンビニのシェアが一番大きいが、GMSもなかなか。落ち目とは言えどやはりイトーヨーカドーはそれなりの存在感です。

百貨店は現状、事業に参画したのは失敗でした。今後どう巻き返しを図るか。

以下、当社の決算情報、定性情報は当社決算資料より。単位は全て百万円とする。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 営業CF
当四半期① 1,468,086 84,141 186,643
前四半期② 1,394,749 81,483 261,757
通年計画③ 6,100,000 386,500
①-② 73,337 2,658 △ 75,114
成長率 5.3% 3.3% -28.7%
③-① 4,631,914 302,359
進捗率 24.1% 21.8%

 

対前四半期比において増収(+73,337、+5.3%)、増益(+2,658、+3.3%)

営業利益率は対前四半期の5.8%から5.7%へダウン。

営業CFは対前四半期比において△75,114、△28.7%

減少の大きな要因としては、銀行業にかかる△96,000など。

対計画では売上の進捗率が24.1%、営業利益の進捗度が21.8%

どちらも25%未達。市況は厳しいのか。特に営業利益の進捗率は捗々しくない。

あるいは昨今話題の、人手不足によるフロント人件費なども影響しているのかもしれない。

 

各指標

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 会社業績予想 386,500
有利子負債 当決算期末残高 1,041,301
純資産 当決算期末残高 2,451,959
当期純利益 会社業績予想 177,000
総資産 当決算期末残高 5,530,949
発行済み株式数 当決算期末残高 886.442
支払利息 会社業績予想 6,360
減価償却費 会社業績予想 212,056
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 200
BPS 純資産÷発行済み株式数 2,766
株価 前日終値 4,377
予想配当金額 決算短信 90
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 79,779.778
時価総額 株価×発行済み株式数 3,879,957

 

上記パラメタを入力して、各指標を算出する。その結果、

各指標
ROE 自己資本利益率 7.22%
ROA 総資本利益率 3.20%
PER 株価収益率 21.92
PBR 株価純資産倍率 1.58
ROIC 投下資本利益率 7.12%
WACC 加重平均資本コスト 2.40%
EBITDA 減価償却前営業利益 598,556
FCF Free cash Flow 436,401
予想利回り 2.06%
配当性向 45.07%

 

ROEは8%未達。ROAも4%未達。少しさびしいスコア。もう少し資本効率は上げたい。

PER、PBR共に、ネームブランドほどの割高感はない。むしろ割安に放置されていると評価できるかもしれない。

ROIC>WACC。ROICもROE、ROAと同様、少し寂しいスコアではある。欲を言えばもう少し欲しい。

EBITDAとFCFの金額はとても潤沢であるように見える。カネ回りはいい。財務的には当然問題はなさそう。

利回り2%超え、配当性向40%超えでご立派。毎度引き合いに出して気の毒だが、東海旅客鉄道という会社は配当性向が8%とか。

そういう会社と比べると、かなり良心的。東海旅客鉄道の株を買うくらいなら、セブン&アイを買った方がお得だとは思います。

 

理論株価

ここでの理論株価の算出方法は、妥当PER×妥当EPS

妥当PERは直近7月の小売業の業界平均PERを日本取引所HPにて参照。26.2倍だった。

それを当社の当期の計画数値から算出したEPS200円に乗じてやると、

理論株価
業界PER*EPS 5,231.48 業界PERは日本取引所HPより

 

5231.48円という結果に。現状は比較的割安で放置されていると言えるのではないでしょうか。

しかしEPSの算出に用いた計画数値の達成はまだまだ不確定。

むしろ現状の計画達成率を鑑みると、ショートする危険性は高いのではないだろうか。

そう考えると、割安とも割高とも言えないのかもしれない。

市場というのは本当に最適化されていると言うか、無駄がないなあと思わされる瞬間です。

セブンイレブンのファンなら買ってもいいかもしれません。

銀行預貯金よりは利回りもいいし、企業としての安定感は申し分ないでしょう。

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