【昭和産業】2017.6(1Q決算)

昭和産業。製粉と油脂が二本柱で大手一角占める。

他に食品、糖化品、飼料等々も。過去記事⇒http://tamojun51.com/archives/849

構成比は以下の通り。

製粉(28%)、油脂(24%)、飼料(23%)、糖質(14%)、家庭用食品(9%)、倉庫(1%)、不動産(1%)

飼料においては、業界シェア1位。

意外と多角経営している老舗。

以下数値及び定性情報は当社決算資料より。単位は特筆なき場合、全て百万円とする。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 営業CF
当四半期① 58,279 1,903
前四半期② 59,306 2,731
通年計画③ 243,000 7,600
①-② △ 1,027 △ 828 0
成長率 -1.7% -30.3% #DIV/0!
③-① 184,721 5,697
進捗率 24.0% 25.0%

 

対前期比において減収(△1,027、△1.7%)、減益(△828、△30.3%)

大きくは二大主力の、

製粉⇒減収△487(△2.9%)減益△500(△49.0%)

油脂⇒減収△45(△0.2%)減益△187(△25.3%)

が響いた。

営業利益率も4.6%から3.3%へと、1.3ポイントもダウン。

対前期比で見るとなかなかに苦しい決算。昨今の健康ブームなどを受け、小麦粉の家庭内消費などが落ち込んでいる影響かもしれない。

しかし主力の製粉でこれだけ落としていながらも、営業利益率を3.3%キープしているのはそれはそれでご立派。

多角経営が奏功しているのでは。

対計画においては、進捗率が売上が24.0%で営業利益率が25.0%とどちらも消化率は悪くない。というか期初にしてはかなり良い方のように見える。

このまま順調に数値を積み上げれば、計画達成は固いでしょう。

業績予測はいくら保守的だろうと、達成していくのが、市場に対する誠意です。

 

各指標

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 会社業績予想 7,600
有利子負債 当決算期末残高 33,765
純資産 当決算期末残高 76,902
当期純利益 会社業績予想 5,300
総資産 当決算期末残高 164,121
発行済み株式数 当決算期末残高 164.850
支払利息 会社業績予想 184
減価償却費 会社業績予想 7,582
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 32
BPS 純資産÷発行済み株式数 466
株価 前日終値 599
予想配当金額 決算短信 10
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 1,648.499
時価総額 株価×発行済み株式数 98,745

 

上記パラメタで各指標を算出する。その結果、

各指標
ROE 自己資本利益率 6.89%
ROA 総資本利益率 3.23%
PER 株価収益率 18.63
PBR 株価純資産倍率 1.28
ROIC 投下資本利益率 4.42%
WACC 加重平均資本コスト 1.60%
EBITDA 減価償却前営業利益 15,182
FCF Free cash Flow 1,828
予想利回り 1.67%
配当性向 31.10%

 

①ROEとROAは老舗の食料品企業にしては結構頑張っている。もう少しで大台ROE8%、ROA4%に手が届きそう。

②PERとPBR、いずれも、食料品企業にしては、まだまだ割安。買っても損はしないように思える。

③ROIC>WACC。しかしROICが少し物足りないか。ROEとROAと同様に、老舗の名前に昭和がつく企業にしては頑張っている方ではあるが。

④EBITDAとFCF。FCFが低すぎる。少し投資CFを保守的に見積もり過ぎてはいるが。投資CFを上回るくらいの、税引き後営業利益は欲しいところだ。

⑤WACCが低い割には、配当利回りと配当性向がかなり優秀。投資家フレンドリーな会社。

 

理論株価

最後に理論株価。

ここで算出する理論株価の計算式は以下の通り。

「業界PER×EPS」

業界PERは日本取引所HPの最新データから。

EPSは進行年度における、当社の業績予想÷当四半期末時点の発行済み株式で計算。

その結果、

業績PER(22.3倍)×予想EPS(32円)=716.96円。

理論株価は716.96円となりました。

前日終値が599円だったので、対理論株価ではまだまだ割安に思います。

もう少し買われても不自然ではないでしょう。

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