【クックパッド】2017.6(2Q決算)

クックパッド。過去記事。http://tamojun51.com/archives/839

当決算リリース後に売られまくっています。前日比△78円で815円。

ただそんなに決算内容は悪いのでしょうか。

以下当社決算資料より。単位は特筆なき場合は百万円。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 営業CF
当四半期① 7,116 3,702 1,699
前四半期② 8,211 4,101 2,526
通年計画③ 17,000 6,700
①-② △ 1,095 △ 399 △ 827
成長率 -13.3% -9.7% -32.7%
③-① 9,884 2,998
進捗率 41.9% 55.3%

 

対前期比減収(△1,095、△13.3%)、減益(△399、△9.7%)

対計画進捗率は売上が41.9%で、営業利益は55.3%。計画進捗は、売上は厳しいものの、利益はいい消化率です。

また、当四半期の利益率は52.0%とかなり高い。前四半期が49.9%なので、2.1ポイントの改善です。

利益率の高いいい決算だと思うのですが。

対前四半期(1~3月)に対して当四半期の平均月間利用者数の増減は以下の通り。

国内 △271万人 5,862万人
海外 +148万人 3,086万人

 

国内は減少していますが、海外はむしろ増えている。

また、投稿したレシピ数も対1Qで、+6万品で総数273万品と順調にその数を増やしています。

また対前期において売上の増減主要因は以下の通り。

・広告△321、△12.7%、これはサイトから広告を減らし、ユーザビリティを押し上げようとした経営戦略上の減収です。

・みんなのウェディング。△1,028.これは穐田さん案件。多角化を図るか、レシピ一元化するか、という対立で創業者が勝ち、レシピ一本化のために切り離した。それによる減収。飽くまで経営戦略という立てつけ。これをどう評価するかは各投資家に委ねられる。

・会員事業+353、+8.4%。本家本丸である会員事業については増収。今後の経営は会員数の純増を目指していく事なので、それは奏功しているという証拠の数字である。

よって現在の減収というのは、変革期における一時的なもの、という見方ができる。

なぜここまで過小評価されて売りが入るのか、少なくとも私は理解できない。

利益率は上がっているし、利益の計画進捗が順調なのを見れば、売りの理由にはならないと思うのだが。

 

各指標

パラメタ
営業利益 6,700
有利子負債 4
純資産 22,403
当期純利益 4,050
総資産 25,231
発行済み株式数 107.188
支払利息 4
減価償却費 225
EPS 38
BPS 209
株価 815
予想配当金額 12
予想配当総額 1,286.256
時価総額 87,358

 

上記のパラメタを入力して各指標を算出している。

営業利益などのPL項目は計画数値を。

有利子負債などのBS項目は、当四半期決算期末時点の残高をパラメタとしている。

各指標
ROE 18.08%
ROA 16.05%
PER 21.57
PBR 3.90
ROIC 19.24%
WACC 5.75%
EBITDA 6,925
FCF 6,546
予想配当利回り 1.47%

 

ROEとROAがかなり良いスコア。18.08%と16.05%

PER21.57倍、PBR3.90倍で、割高感もかなり是正されている。

ROICもかなりいいスコア。19.24%>WACC5.75%で資本効率はかなり良い。

FCFとEBITDAもいいスコア。

これだけ見ると普通に優良企業なので、何で売りまくられているのか分かりません。

計画数値の営業利益だって、この進捗度だと過達する可能性が高いのではないでしょうか。

単純に当四半期営業利益3,702、当期純利益2,508を倍にしてみるとそれぞれ7,400.5,000.

これで各指標を弾きなおしてみると、

各指標
ROE 22.32%
ROA 19.82%
PER 17.47
PBR 3.90
ROIC 21.25%
WACC 5.75%
EBITDA 7,625
FCF 6,997
予想配当利回り 1.47%

 

ご覧の通りスコアが断然良くなります。

ROEは脅威の22.32%、ROAは19.82%

PERも17.47倍とネット企業にしてはかなり安い。

ROICも脅威の20%超え。

単純に2倍になるものではないとは思いますが、結構いい線行くのではないでしょうか。

ここまで財務内容のいい会社がなぜ、こんなに安くなってしまったのか。

これは偏に経営者が嫌われているからでしょう。

圧倒的な人気経営者の穐田さんを追い出してクックパッドはすっかり嫌われ者になった。

ただ投資家ではない、一般の料理サイトユーザーにはそんな事は関係ありません。

私は、レシピ事業一本化は決して誤った経営戦略とは思いません。

現在、動画レシピだとか、クックパッドのライバルがどうとか言う、報道を目にする機会も多くなってきましたが、なんだかんだ言って、料理レシピを検索するのは未だ、クックパッドが王道でしょう。

海外進出にも本腰を入れていますし、まだまだスケールする余地はあるのではないでしょうか。

あるいは、上手くすると、GoogleやFacebookやAmazonみたいな企業が買収してくれたりなんかする可能性だってゼロではないと思います。

私はむしろクックパッドは買い推奨銘柄なのではないかと考えています。

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