【東京エレクトロン】2017.6(1Q決算)

東京エレクトロン。過去記事はこちら⇒http://tamojun51.com/archives/934

半導体装置は、NANDフラッシュメモリー、DRAM堅調。

FPD製造装置も堅調。

以下会社決算資料より。単位は特筆なき場合百万円。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 営業CF 利益率
2017.6① 236,396 87,354 24,463 37.0%
2016.6② 147,976 81,095 22,193 54.8%
2017.12③ 980,000 216,000 22.0%
①-② 88,420 6,259 2,270
成長率 59.8% 7.7% 10.2%
③-① 743,604 128,646
進捗率 24.1% 40.4%

 

大幅増収(+88,420、+59.8%)、増益(+6,259、+7.7%)

しかし営業利益率が大分低下。△17.8ポイント。

売上高の伸長が大きいが、利益はそこまでべらぼうに大きくなっているわけではない。

というか前期までの利益率が異常に高すぎるだけとも言える。

ただ大幅増収とは言え、売上の計画の進捗度は24.1%、25%に届いていない。

売上の目標はかなり高い目標なのでしょう。

一方で営業利益の計画達成率は40.4%、すごい進捗率。

利益の方は上方修正してもいいくらいの順調ぶり。

財務数値 前期 構成比 当期 構成比
売上高 147,976 236,396
売上原価 90,650 61.3% 139,244 58.9%
販管費 35,229 23.8% 42,361 17.9%
 (内研究開発費) 17,767 12.0% 21,187 9.0%

 

売上の大幅な伸長に伴い、原価は2.4ポイントの改善。やはり工場の稼働率が上がると原価率も改善するのでしょうか。

同様に販管費率も5.9ポイント改善。一番の節約方法は仕事をいっぱい受注して、工場やら労働者やらをフル回転させる事なんですね。

研究開発費率も9.0%

わざわざ短信に別掲しているくらいなので、ここの支出は生命線なのでしょう。

 

財務分析

各指標
予想PER 15.48倍
予想EPS 986.60
実績PBR 3.9倍
実績BPS 3,919.50
予想利回り 3.25%
予想1株配当 497

 

PERは進行年度の計画数値を基にして計算。15.48倍。割高感はない。

PBRは実績の株主資本を期中平均発行済み株式数で割って求めている。少し割高感がある。

利回りは高い。3.25%、ただし150万円は個人投資家はおいそれとは出せない金額。。

ROIC
営業利益 × 1-実効税率 ÷ (有利子負債+株主資本)
216,000 × 0.6436 ÷ 0 655162 21.2%

 

WACC
配当 ÷ 株主資本 × {株主資本 ÷ (有利子負債+株主資本)}
82109 ÷ 655162 × 655162 ÷ 0 655162
支払利息 ÷ 有利子負債 × 1-実効税率 × {有利子負債 ÷ (有利子負債+株主資本)}
0 ÷ 0 × 0.6436 × 0 ÷ 0 655162
12.5%

 

ROIC=21.2%>WACC=12.5%

ROIC20%超えご立派。

ROE
当期純利益 ÷ 株主資本
163,000 ÷ 655162 = 24.9%
ROA
当期純利益 ÷ 総資産
163,000 ÷ 954981 = 17.1%

 

日本では、ROEは8%以上、ROAが4%以上が最低ラインとして推奨されていますが、こちらのスコアはどちらもご立派。さすがに東京エレクトロンですね。

 

まとめ

さすがにすごい財務内容。圧巻ですが、少し営業CFが気になるところ。

営業利益の割に小さすぎないだろうか。棚卸資産だとかがやたらに増えている。

これは数少ない不安材料か。

あとは、1株の株価が高過ぎ。私のようなPOORな投資家には手が出ない。

それと社長のキャラクター。

会社をここまで大きくしてきたのはあのイケイケのバイタリティに依存するところですが、これは諸刃の剣になる事は往々にしてある。

粉飾リスクとまでは言わないが、きついノルマを課された現場は、数字を水増しして報告する、などという行為に及びがちでしょう。

とてつもない営業利益の割に、営業CFが小さいような気がしていて、あの社長のキャラクターと相まって、何だか不穏なものを感じないでもないのです。

営業利益87,354に比して営業CF24,463をどう見るか、というところです。

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