【オススメ漫画】風の大地

言わずと知れたゴルフ漫画の名作。そして超長寿作品。

なんと連載開始は1990年。以来ずっとビッグコミックオリジナルにて連載を継続中。

27年という長い連載年月が流れ、主人公の沖田圭介も作中において、24歳から34歳へと歳を重ねている。

プロになって、ビッグトーナメントに出場して、数々の歴戦の強者(実在のプロゴルファー多し)と対決している。

既刊69巻。

正直な事を言うと、ただずーっとゴルフをやり続ける、という漫画なので、読んでいる方も描いている方も飽きがきそうなもんですが、もうここまで来ると文化遺産のようなものですから、坂田信弘先生と、かざま鋭二先生のどちらかが筆をおくかあるいは止める宣言をするまでは続くのでしょう。

こち亀やゴルゴ13と同じような境遇でしょうか。

それでも飽きがくると思いつつも、なかなか目が離せない不思議な存在感のある漫画ではあります。

第39回 小学館漫画賞青年一般部門を受賞しています。

筋をつらつら書くなどという野暮ったい事はしません。

筋が気になる方はウィキペディア、ご覧ください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%9C%B0

 

風の大地が読者をひきつける理由

風の大地が長く読者の心を掴んで離さないのには、3つほど理由があると思います。

1.沖田無双。

現在の日本人プロゴルファーで言えば、松山秀樹でしょうか。ルックスで言えば、日ハムの大谷翔平。

とにかく飛距離から何から、作中では沖田無双状態が続きます。

正直、運がとんでもなく悪い方に振れなければ、ほとんどのメジャー大会で優勝している感じです。

そんなチートキャラ沖田がみんな大好きなのです。

 

2.沖田の周りの登場人物がみんな不幸になる。

順風満帆な沖田のプロゴルファー大河ドラマかと思いきや、随所に、登場人物が不幸になる描写がちりばめられています。

読者からは欝展開。とそしられる事も多いですが、私はこの断続的に起こる不幸が沖田というチートキャラを抑える有効な描写手法なのではないかと思いながら読んでいます。

とにかく沖田は天才的で怪物で化け物でなくてはならないという前提からスタートすると、そのまま戦えば、世界一を獲らせるしかない漫画になってしまう。

そうすると、不運のキャラ設定にする事で、常軌を逸したゴルフの能力とのバランスを取らなくてはならなかったのでしょう。

才能と幸福は必ずしも比例しないという事を描きたかったのかもしれません。

 

3.沖田のすっとぼけっぷりが面白い。

沖田はゴルフは物凄いですが、人間としては、ただの社会不適合者。

プロゴルファーなのに、デートにジャージ着てきちゃうし、車の免許持ってないからって、デートにチャリンコで来ちゃう。

その上、麗子という恋人から、「今日どこに行きますか?」と聞かれ、

「わからないので、どこでもいいです」と言ってしまう。

人としては本当に、非常識で、ゴルフがなかったら、ただの社会不適合者なのです。

しかし本当の天才ってこうなのかもしれないなあ。と読んでいて妙な納得感もあります。

 

上記3点により、我々読者は、沖田に心を鷲掴みされています。

なんだかんだ言って読むのが止められない。連載27年は伊達ではない、という事ですな。

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