【日産自動車】2017.3月期決算

設立1933年。上場1951年。御年84歳。

仏ルノー傘下で開発や購買等共同展開。

再建支援先の三菱自動車活用し、アジア攻略加速。

ルノー持ち株数183,183万株(43.4%)

新車販売台数は562.2万台。対前期比+3.7%

中国がSUV中心に続伸。国内も主力車種好調。主戦場の米国では競争激化。

日産リーフを刷新。100%電気自動車(EV)に。

自動運転技術機能も追加され、今年後半リリース予定。

中国には廉価版EVを2018年以降投入検討。

以下当社決算資料より。単位は全て百万円。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 利益率
2017.3① 11,720,041 742,228 6.3%
2016.3② 12,189,519 793,278 6.5%
2018.3③ 11,800,000 685,000 5.8%
①-② △ 469,478 △ 51,050
成長率 -3.9% -6.4%
③-① 79,959 △ 57,228
成長率 0.7% -7.7%

対前期比で減収(△469,478、△3.9%)減益(△51,050、△6.4%)。

対計画比で増収(+79,959、+0.7%)減益(△57,228、△7.7%)

減益予想とはかなり弱気。北米中心に競争がきつい?かなり保守的な見積もり。

財務数値 前期 構成比 当期 構成比
売上高 12,189,519 11,720,041
売上原価 9,796,998 80.4% 9,422,551 80.4%
販管費 1,599,243 13.1% 1,555,262 13.3%
 (人件費) 409,876 3.4% 423,011 3.6%
 (広告宣伝費) 342,213 2.8% 313,406 2.7%
 (販売諸費) 234,456 1.9% 251,378 2.1%
 (その他) 612,698 5.0% 567,467 4.8%

原価率は80.4%。前期と寸分たがわず。すごい財務管理能力。

原価率はトヨタより優秀。ただ規模的に子会社の三菱自動車とさして変わらない。

自動車産業というのは総じて原価が高いものなのですね。

販管費率は+0.2ポイント増大。減収の影響が大きい。

中でも減収にも関わらず、人件費は+13,135.優秀な自動運転エンジニアでも雇用したのでしょうか。

逆に広告宣伝費は△28,807.矢沢栄吉のCM、よく見る気がしますが。

販売諸費は+16,922.これは販売奨励金の事でしょうか。この増加を見るに、米国での競争激化を窺い知る事ができます。

CF 営業活動 投資活動 財務活動
2017.3 1,335,473 △ 1,377,626 320,610
2016.3 927,013 △ 1,229,280 530,606
増減 408,460 △ 148,346 △ 209,996

営業CFは対前期+408,460.法人税等の支払い減や、仕入債務の増加などによる。

なお、特別利益に関係会社株式売却益が111,502記載されている。

これはカルソニックカンセイ株の売却益のようだ。

 

地域セグメント

地域セグメント 販売台数(万) 対前期成長率 構成比
全体 562.6 3.7% 100.0%
日本 55.7 -2.6% 9.9%
中国 135.5 8.4% 24.1%
米国 213.0 5.9% 37.9%
欧州 68.3 7.2% 12.1%
ロシア 9.3 -19.7% 1.7%
アジア・オセアニア 34.1 -4.5% 6.1%
中東 19.8 -5.4% 3.5%
アフリカ 8.7 -10.7% 1.5%
中南米 18.2 6.0% 3.2%

地域別セグメント。シェアとしては何と言っても米国。37.9%

競争が激化したとは言えども、成長率も5.9%。なんだかんだ一番の市場には変わりない。

次いで中国の24.1%の構成比も大きい。成長率も高い8.4%

他の産業と同様に、米国、中国に依存している大きさが窺える。

特筆すべきは欧州の構成比12.1%。これは高いと思われる。成長率も7.2%もある。

仏ルノーのお膝元。ヨーロッパと言えば、本場ドイツのBMWやVW、アウディ、ベンツなどが関税なしで入手できるわけだから、アメリカや中国と比較したら、かなり苦戦を強いられる事は想像に難くない。

しかし、仏ルノー子会社のアドヴァンテージを活かす事が出来ている形と言えるのではないだろうか。

逆に日本はマイナス成長。△2.6%、構成比も9.9%と10%を下回る。

若者の車離れなど、国内市場は渋いというのは、数字にも表れている。

 

まとめ

各指標
PER 8.41倍 EPS 136.00
PBR 0.92倍 BPS 1,242.90
利回り 4.63% 配当 53-59円

PER8.41倍、PBR0.92倍。すごい割安で放置されている。

なぜなのか。やはり保守的な計画数値が原因ではないか。

何かの記事で、仏ルノーに骨抜きにされるからだ、という意味不明な論考を読んだ記憶があるが、どういう意味なのか。

カルロス・ゴーンが目を光らせているという点においては、昔も今もさして変わりがないように思えるのだが。

【取締役の状況】 抜粋
役職 氏名 生年月日 AGE 星座 属性
代表取締役会長 カルロス・ゴーン S29.3.9 63 魚座
代表取締役社長 西川廣人 S28.11.14 63 蠍座
代表取締役 グレッグケリー S31.9.15 60 乙女座
取締役副社長 坂本秀行 S31.4.15 61 牡羊座
取締役副社長 松元史明 S33.12.8 58 射手座
取締役副社長 中村公泰 S30.4.11 62 牡羊座

主要な取締役を抜粋した。女性役員は一人もなし。代表権を持つ外国人役員が二人もいる。

平均年齢は61.6歳。全員60歳オーヴァー。もう少し若返ってもよいか。

ちなみにカルロス・ゴーン会長と西川廣人社長は同じ年。カルロス・ゴーン会長が魚座で水の星座。

西川社長が蠍座で水の星座。二人の相性はきっととてもいいのでしょう。

だから、カルロス・ゴーン会長としては、利用しやすいのでしょうか。

派手好きな風の星座の役員は一人もいない。一人くらいいたら面白いのに、とは思う。

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