【ソノコム】2017.3月期決算

電子部品用の高精度スクリーンマスク及びフォトマスクの製造販売。

玉川、松戸の2工場に生産集約。

スクリーンマスクとはスクリーン印刷に使う版の事。

このスクリーン印刷技術を電子機器に応用して電子回路やデヴァイス等を形成する。

スクリーン印刷は印刷対象を問わないため、多少凹凸のある基材などにも印刷できるという特徴がある。

フォトマスクは電子部品の製造工程で使用されるパターン原版をガラス、石英等に形成した透明な板の事。

クロムマスクやエマルジョンマスクなどがある。

以下は決算資料より。単位は全て百万円。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 利益率
2017.3① 1,868 254 13.6%
2016.3② 1,948 279 14.3%
2018.3③ 2,000 300 15.0%
①-② △ 80 △ 25
成長率 -4.1% -9.0%
③-① 132 46
成長率 7.1% 18.1%

対前期、減収(△80、△4.1%)、減益(△25、△9.0%)

対計画、増収(+132、+7.1%)、増益(+46、+18.1%)

少し見積もりが派手か。しかし利益率はいい。13.6%

フェローテックHDのおよそ2倍程度の利益率がある。

財務数値 前期 構成比 当期 構成比
売上高 1,948 1,868
売上原価 1,274 65.4% 1,178 63.1%
販管費 395 20.3% 435 23.3%
 (人件費) 198 10.2% 214 11.5%
 (試験研究費) 56 2.9% 66 3.5%
 (その他) 141 11.1% 155 8.3%

原価率が相対的に低めである事が利益率の大きい要因。製造工程管理の改善によるものか。

原価率も対前期で2.3ポイントも改善されている。

一方販管費率は3ポイントも増大している。

大きな原因は、売上は減少したにも関わらず、人件費が増大しているから。

むしろ今までが低すぎた?いずれにせよ原価の改善と行って来いになってしまっている。

CF 営業活動 投資活動 財務活動
2017.3 344 1,025 △ 171
2016.3 227 305 △ 19
増減 117 720 △ 152

営業利益は減益しているにも関わらず、営業CFは対前期で+117

主な要因は、売上債権の減少で+138が大きい。

投資CFは対前期+720は、定期預金+800、有価証券+900、有価証券償還による収入△600等々の影響。

 

セグメント情報

セグメント別売上 前期 当期 増減 成長率 構成比
スクリーンマスク 1,410 1,367 △ 43 -3.0% 73.2%
フォトマスク 329 360 31 9.4% 19.3%
その他 208 140 △ 68 -32.7% 7.5%
合計 1,948 1,868 △ 80 -4.1% 100.0%

セグメント売上。主力スクリーンマスクで△43、△3.0%のマイナス成長。

受動部品用の売上が低調。

一方フォトマスクは+31、+9.4%と大きく成長。

しかしそもそもの構成比においてスクリーンマスクが73.2%という大きな割合であるため、売上貢献も限定的。

結局は減収△80

セグメント別粗利 前期 当期 増減 成長率 構成比
スクリーンマスク 448 426 △ 22 -4.9% 68.7%
フォトマスク 134 170 36 26.9% 27.4%
その他 32 24 △ 8 -25.0% 3.9%
合計 614 620 6 1.0% 100.0%

セグメント粗利。粗利なので、営業利益の金額とは一致しないし、また、売上総利益とも一致していない。不思議な数字。

主力スクリーンマスク△22、△4.9%のマイナス成長。理由は上記した通り。

一方増収していたフォトマスクは+36、+26.9%と大成長。

利益率はスクリーンマスクが31.1%で、フォトマスクは47.2%

フォトマスクの粗利率が凄い。こっちの売上がもう少しスケールするとかなり面白い。

ただし、セグメント利益が損益計算書上の売上総利益あるいは営業利益のどちらかと一致しておく程度の整合性というか財務能力は欲しい。

 

まとめ

各指標
PER 13.44倍 EPS 64.00
PBR 0.43倍 BPS 2,023.09
利回り 0.81% 配当 7円

PER13.44倍、PBR0.43倍。

PERが少し割高か。それでも、PBRはかなり割安感あり。

利回りは0.81%、少し渋い。

創業は1962年で55歳。

【取締役の状況】
役職 氏名 生年月日 AGE 星座 属性
代表取締役会長 岨野公一 S34.10.7 57 天秤座
代表取締役社長 高木清啓 S30.2.9 62 水瓶座
取締役 黒川秀樹 S31.11.3 60 蠍座
取締役 岨野俊雄 S3.1.25 89 水瓶座
取締役 鈴木清 S20.11.4 71 蠍座

取締役の平均年齢67.8歳。高齢すぎないだろうか。

特筆すべきは、取締役の岨野俊雄氏(89)、代表取締役会長と姓が同じという事は、岨野公一代表は俊雄氏の息子なのでしょう。

取締役の中で一番若いのが代表取締役会長の公一氏。57歳。

脇を固める取締役が軒並み高齢。これは最先端のハイテクやスピード感などで、外資や若い会社と比べると見劣りしないか。

もう少し若返りを図るべきではないかと思ってしまう。

星座の属性の組み合わせとしては派手好きの風の星座と、実直で面白味に欠ける水の星座しかいない。

衝突が多そう。あと、女性役員も一人もいない。典型的な昔かたぎの物づくり企業、という感じです。

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