【フェローテックHD】2017.3月期決算

太陽電池や半導体向け部品製造。真空シールは世界シェア6割でトップ。

真空シールとは、ゴムのシール(パッキン)の代わりに液体の磁性液体を用いる事で真空を保持しながら高速回転が与えられる部品の事。半導体製造装置の部品。

半導体製造装置関連、SSDや有機EL好調。

電子デヴァイスはサーモモジュールが移動通信、バイオ機器向けなどに用途拡大。

中国・大連に半導体製造装置部品の精密再生洗浄工場開設。設備増強。

以下は決算資料より。単位は全て百万円。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 利益率
2017.3① 73,847 5,678 7.7%
2016.3② 69,463 4,024 5.8%
2018.3③ 83,000 7,200 8.7%
①-② 4,384 1,654
成長率 6.3% 41.1%
③-① 9,153 1,522
成長率 12.4% 26.8%

売上が+4,384(+6.3%)、営業利益が+1,654(+41.1%)

当期決算数値との対前期比では、とりわけ営業利益の成長率がすごい。41.1%の大躍進。

当期決算数値と翌期計画数値との対比では、

売上が+9,153(+12.4%)、営業利益が+1,522(+26.8%)でかなり強気の高成長を見込む。

ただ営業利益の成長率は確かに高いが、営業利益率は7.7%と決して高くはない。

むしろ低いか。発展途上。

財務数値 前期 構成比 当期 構成比
売上高 69,463 73,847
売上原価 52,149 75.1% 54,139 73.3%
販管費 13,289 19.1% 14,030 19.0%

原価率は73.3%、決して低くはない。ブイ・テクノロジーなどと比較しても、若干高い。

販管費率も高い。原価と販管費についてはもう少し削減努力余地があるのではないだろうか。

CF 営業活動 投資活動 財務活動
2017.3 8,218 △ 7,070 3,897
2016.3 4,642 △ 4,023 △ 520
増減 3,576 △ 3,047 4,417

対前期比で、営業CFが+3,576.

主な増減要因は、税引き前利益が+1,758、仕入債務の増加が、+4,943、減価償却費が△710等々。

増収増益増営業CF。ご立派。

投資CFは△3,047.大連工場への投資?それに伴い、財務CFも+3,897となっている。

 

セグメント情報

セグメント別売上 前期 当期 増減 成長率 構成比
装置関連事業 31,405 32,243 838 2.7% 43.7%
太陽電池関連事業 18,505 18,773 268 1.4% 25.4%
電子デヴァイス事業 13,328 12,627 △ 701 -5.3% 17.1%
その他 6,224 10,204 3,980 63.9% 13.8%
合計 69,462 73,847 4,385 6.3% 100.0%

セグメント売上構成比で装置関連事業が43.7%

主な製品は真空シール、石英製品、セラミックス製品、CVD-SiC製品、シリコンウエハ加工等々。

概ね計画通り進行。堅調に推移言う事はない。しかしこの装置関連事業が当決算の成長に与えるインパクトは19.1%程度。

一番売上の成長率に貢献しているのはその他の+3,980(+63.9%)

決算短信からは何がそんなに伸びたのかはわからない。ソーブレード、装置部品洗浄、工作機械、表面処理等の事業と記載がある。

特需でもあったのか。あるいは新しい収益の柱が眠っているのでしょうか。

セグメント別利益 前期 当期 増減 成長率 構成比
装置関連事業 3,148 4,234 1,086 34.5% 74.6%
太陽電池関連事業 △ 1,692 △ 1,184 508 30.0% △20.9%
電子デヴァイス事業 2,467 2,594 127 5.1% 45.7%
その他 143 244 101 70.6% 4.3%
調整 △ 42 △ 210 △ 168 △400.0% △3.7%
合計 4,024 5,678 1,654 41.1% 100.0%

セグメント利益。構成比74.6%で大きく装置関連事業に依存。依存度合いが大きい。

そして特筆すべきは太陽電池関連事業。なんと損失が出ている。構成比△20.9%、大きく足を引っ張る。

パリ協定などでクリーンエネルギーを希求する中国やインドで需要が出てくる、という話だが、本当に大丈夫なのか。

需要が盛り上がれば、この赤字は解消されるのか。あるいは傷口を広げる前に撤退を考えるべきなのか。

そもそも撤退できるような状況ではもはやないのか。

しかし、こういうクリーンエネルギー供給装置が、中国やインドなどのでかい市場で跳ねてスケールすれば、世界的に温室効果ガスの排出などが抑制されていく方向性に変わるのであろうか。

確かに成長傾向にはある。投資が目を出してきたタイミングなのかもしれない。

 

まとめ

各指標
PER 11.97倍 EPS 127.30
PBR 1.2倍 BPS 1,271.76
利回り 1.31% 配当 20円

PER11.97倍。PBS1.2倍。割高感はない。

今はやりの半導体銘柄にしては安く放置されている気がする。なぜなのか。

【役員の状況】

代表取締役社長 山村章 昭和19.4.1生 牡羊座
代表取締役副社長 山村丈 昭和46.2.2生 水瓶座
代表取締役副社長 賀賢漢 昭和32.10.14生 天秤座

代表取締役社長 山村章氏。御年75歳。お元気で。

しかし少し高齢すぎやしないか、という危惧はある。

代表で副社長の丈氏は息子?46歳。若い。後継者なのでしょう。

もう一人代表権を持つ副社長が賀賢漢氏。今年60歳。こちらが番頭さんなんでしょうかね。

まだ若い息子副社長のサポート役でしょうか。

丈氏と賀氏は水瓶座と天秤座という風の星座同士で相性もいい。

丈氏の能力如何ばかりかというところですが、あまりにお父上が高齢すぎてそれがリスクと言えばリスクに見える。

優秀なら早く跡目を継がせてやれば、と事情は知らないが思ったりする。

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