【ブイ・テクノロジー】2017.3月期決算

液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の製造・検査関連装置が主力のファブレスメーカー。

主戦場は中国。中国では今、大型液晶パネル投資等活発。

それに伴い、液晶製造装置と修正、検査装置の出荷は更に伸長の余地あり。

高水準の研究開発費と人員増による販管費増にも負けず営業利益は拡大している。

9月末を目途に独自のマスク技術と縦型蒸着装置を事業化。

液晶装置については装置の製造販売から液晶製造をトータルで扱うエンジニアリングの事業化を狙う。

以下決算資料より。単位は全て百万円。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 利益率
2017.3 45,376 5,414 11.9%
2016.3 39,153 2,578 6.6%
増減 6,223 2,836
成長率 15.9% 110.0%

 

対前期比において、売上が+6,223で成長率15.9%

営業利益は+2,836で成長率がなんと110%の大成長です。

営業利益率も5.3ポイントも伸長。

FPDとFPD製造装置の市場の拡大と足並みを合わせている拡大のスピードです。

財務数値 前期 構成比 当期 構成比
売上高 39,153 45,376
売上原価 30,194 77.1% 32,324 71.2%
販管費 6,381 16.3% 7,637 16.8%

 

製造原価が71.2%と少し高めか。しかし前期から5.9ポイントという大幅な改善を見せてはいる。

同じくFPD製造装置の扱いのある東京エレクトロンと比較すると、東京エレクトロンの製造原価は59.7%

単純比較は不可能なのでしょうが、ファブレスメーカーならば、ブイ・テクノロジーももう少し原価を抑えられないもんなのでしょうか。

販管費率は上記したように優秀なセールスの人件費や高水準の研究開発費などで0.5ポイント増加。

できれば人件費と研究開発費の内訳も見たいところ。

 

セグメント情報

当社はFPD一本のためセグメント情報は省略。

FPD(フラットパネルディスプレイ)とは何か。

従来のブラウン管に代わる薄型で平坦な画面の薄型映像表示装置の総称。

FPDには、液晶ディスプレイ・プラズマディスプレイ・有機ELディスプレイ・FED(フィールドエミッションディスプレイ)・電子ペーパなどの種類がある。

TV、携帯電話、PCディスプレイ、ノートPC、モバイルミュージックプレイヤーなどに搭載されている事でおなじみ。

今後はより一層の大画面化、薄型化、低コスト化、高精細化、高輝度化、高色再現性などの技術開発がキモとなってくる。

目標が明確かつ個別具体的で分かりやすい。

無から有を生み出すわけではない、既存の技術をレヴェルアップさせていくという、製造大国日本のお家芸的分野、それがFPDなのです。

当社は国別で言えば、中国を中心として、日本、台湾、韓国などアジアのパネルメーカーを相手取って拡販の真っ最中というフェーズです。

FPDの製造工程には回路設計から点灯検査まで26種類ほどの工程があり、それぞれの工程で大きく薄いガラス基板を高速で正確にかつクリーンに処理する技術革新が要求されます。

ヴェクトルが定まっていて、それに向け、コツコツと愚直に研究開発を繰り返すという話になったら世界的に見て日本の比較優位は揺るがないでしょう。

 

キャッシュフロー&各指標

CF 営業活動 投資活動 財務活動
2017.3 7,252 427 △ 3,991
2016.3 5,525 △ 445 3,246
増減 1,727 872 △ 7,237

 

対前期比、営業CFは+1,727

大きくは税引き前利益+3,810の影響が大きい。

財務CFの△7,237は債務返済による。

各指標
PER 19.55倍 EPS 974.90
PBR 7.72 BPS 2,469.20
利回り 1.05% 配当 200円

 

PER19.55倍、PBR7.72倍。

PERはまだしも、PBRはかなり割高。

中国や台湾、韓国のFPD需要はまだまだ勢いがありますから、もう少し安くなったら面白いと思っています。

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